「背水の陣」は人を強くする。でも「排水の菌」は人を弱くする。
どうもヨッシー店長です。
突然ですが、「あれ?もうこんなに時間が経ってる!」、もしくは逆に「あー、まだこれしか時間が過ぎてない…」そんなことを思ったことはないでしょうか?
自分もそうなのですが、”時間”ってその時その時で感じ方が違いますよね。
「これってなぜなんだろう…?」
ふとそんな疑問が浮かんだので、今回は個人的にも気になっている「時間」に関して哲学してみます。
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時間の体感速度が遅いと気付いた出来事
自分は現在週1~2のペースで外をランニングしています。
走る時はいつもヘッドホン一体型ウォークマンを装着して走っているのですが、先日いつものように走っていると、こんなことがありました。
走り始めてから30分後、やや息切れしてきて心拍数も上がり、汗もかいてきました。
折り返し地点に到着し、ランニングを一旦中止し、その後は歩くことにしました。
その時、いつも聴きなれたMark Ronsonの「Uptown Funk ft. Bruno Mars」がウォークマンから流れてきました。
すると、「あれ?」と違和感を感じました。
「あれ? いつもより遅く聴こえる…」
そう、いつも聴いているBPM(演奏のテンポ)よりも、明らかに遅く聴こえたのです。
「そういえば、以前にもこれと同じ現象が起こったことがあるな…」
瞬間的にそんなことを思い出しました。
それは、風呂によく浸かった後、風呂から出た直後に音楽を聴いた時…。
また、逆に音楽が速く聴こえる時もありました。
それは、朝起きた直後でした。
「なぜだろう・・・?」
ふと疑問に思い、帰宅後Googleで「時間 体感速度」で検索してみると、
「心拍数が時間感覚に影響を与える」
というキーワードが多く並んでいることがわかりました。
「・・・なるほど」
確かに自分の場合も、走って心拍数が上昇した時、もしくは寝起きの心拍数が低下した時に起こっています。
うーん、心拍数が時間感覚を狂わすのだろうか…?
そこで自分はあることを思い出しました。
「もしかしたらこれって自分が以前から考えていた『代謝説』なのかも…」
代謝説とはいったい!?
詳細は後半に続きますが、まずはこちらから↓
時間の体感速度にはいくつかの説がある
時間の体感速度にはいくつかの説があると言われています。
ジャネーの法則
時間の体感速度は年齢に反比例するという説。
ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
引用元 – ジャネーの法則-Wikipedia
これは歳をとればとる程、1年の長さが短く感じるという説です。
法則なので、原因を説明しているわけではありません。また、この説には科学的根拠はないようです。
新規の体験が少ないから説
子供時代に時間が遅く感じるのは、新規の体験(遊び、勉強など何でも)が多い。「新規の情報量が多い=その分時間も多く感じる(体感速度は遅い)」
逆に大人になると、新規の体験が少なくなり、「新規の情報量が少ない=その分時間も少なく感じる(体感速度は速い)」
という説。
経験による処理速度向上説
子供時代は未体験な事が多いので、新規の体験(遊び、勉強など何でも)をすると、時間が遅いと感じる。
大人になると「経験」によって処理できることが多くなり、新規の体験が減る。だから時間が速いと感じる。
という説。
前述の「新規の体験が少ないから説」に似ているが、前述は「情報量」による体感速度の変化なのに対し、この説は「経験による処理速度」で体感速度が変わるというもの。
心拍数説
「心拍数」の高さと時間の体感速度には関係があるという説。
子供時代は心拍数が高いのでその分時間の体感速度が遅く、年を取るたびに心拍数が低くなるので時間の体感速度が速くなるというもの。
といった感じで、時間の体感速度の説はいくつかあるものの、どれも証明されているわけではありません。
ヨッシー店長的には「代謝説」に一票
ヨッシー店長は、これらの説とは別で「代謝説」という説を考えています。
前述の説の「心拍数説」とも似ているのですが、「基礎代謝の高さで脳の処理速度が変わり、時間の体感速度が変わるという説」を考えています。
これはどういうことかというと…
子供時代
基礎代謝の高い子供時代は、イコール「脳が活性化している」といえます。
活性化しているので、脳の処理速度は速いといえます。
コンピューターに置き換えると、処理速度の速い「ハイエンドマシン(高性能)」ですね。
学習や体験などをする時に、脳の処理速度が速いので、周りの時間の速度は遅く感じます。
例えでいうと、アメコミヒーローの「フラッシュ」みたいな感じで、周りの風景がゆっくり動いている中、自分は高速で動けるみたいなイメージです。
大人時代
基礎代謝が落ちてくる、つまり老化していく大人時代は、イコール「脳も老化しつつある」といえます。
脳が老化していくということは、脳の処理速度はどんどん遅くなっていきます。
コンピューターに置き換えると、処理速度が遅い「ローエンドマシン(低性能)」ですね。
脳の処理速度が遅いので、周りの時間の速度は速く感じます。
これが歳を取るごとに思う「もう1年経っちゃったよー(汗)」です。
つまりどういうこと?
つまり、「脳の処理速度」によって時間の体感速度が変わるということです。
そういう意味では浦島太郎は「脳の処理速度が遅かった」といえそうです(^_^;)
「脳の処理速度説」ではなく、「代謝説」と書いた理由は、自分がランニングで感じた心拍数の上昇で一時的でも時間が遅く感じたからです。
自分の考えでは、「加齢で心拍数が落ちてくる」と「加齢で基礎代謝が落ちてくる」というのはイコールです。
なので、心拍数説は代謝説の中に含まれていて、心拍数説は瞬間的なもの(今回のランニングや寝起きなど)もあるのに対し、代謝説は長期的(子供~老人まで)で広い意味合いのものと考えています。
まとめ
今回は「時間の体感速度はどうして変化するのか?」を哲学してきました。
出てきた各説は、どれも科学的には証明されていません。
自分の「代謝説」も憶測の域を出ません。
しかし、どの説も共通していえるのは、「年齢を重ねれば時間の体感速度はどんどん速くなっていく」ということ。
そう考えると、歳をとったら「時間を大事に」しなくてはいけませんね。
やりたいことがある人は、定年後とか言ってないで「今すぐやる」ことをオススメします(^-^)g”
ということで、今回は「時間の体感速度」に関して哲学してみました。