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ダウン症児は数字が苦手? 優にお金で数字を教えてみた(後編)

ダウン症児は数字が苦手?

子供の頃のおこづかいは、駄菓子、キン消し、ビックリマン、ミニ四駆に消えていたなぁ…。

どうもヨッシー店長です。

 

ということで、前回の「ダウン症児は数字が苦手? 優にお金で数字を教えてみた(前編)」のつづきです。

実際に優に買い物をしてもらい、その後お金を使って数の勉強をしてみました。

 

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500円で買ったものは…

優を連れて近所のコンビニに向かいました。

とりあえず500円を渡しました。(500円なら大抵のものは買えると思うので)

「500円ゲットしましたぜ、シッシシッシ…」

 

5分後…

 

「カルピス買いました、イェーイ!」

のどが渇いていたのか、カルピスを買いました(^_^;)

ちなみに、コンビニの入口で「ほしいもの買ってきてね」と言って、その後は一人で買い物をさせました。(社会学習の一環)

 

お金の種類を教えてみたが…

帰宅後、おつりのお金を使って、まずは硬貨の種類を教えてみました。(前回やってはいるのですが)

今回は、1円、5円、10円、100円があったので、その4種を教えました。

教え方としては、色や形、硬貨面に書かれている数字で説明をしました。

十の位より上(この場合は100)は、どういう数字なのかイマイチわかっていないようでした。

 

一通り教えた後、「クイズ形式の方が楽しく覚えてくれる」と思ったので、問題を出して答えてもらうという方式をとってみました。

 

ヨッシー店長「ジャジャンッ!問題です。 この中で『1円』はどれでしょうか?」

優「…えーっと、これかな?」

ヨッシー店長「ブブーッ、違います」
優「あれ?間違っちゃった?」

ヨッシー店長「再度問題です。 この中で『1円』はどれでしょうか?」

優「うーんと、これかなー?」

ヨッシー店長「正解!」
優「わー、当たった♪」

と、2回目に1円を当てる事ができましたが、まだ「どれが何円なのか」は、あまり覚えていないようでした。

これに関しては何度か続けないと覚えないような気がします。

大人でも外国の硬貨が「どれがいくらか?」は、何度か使ってみないと覚えないですからね。。

 

数の概念はどれほど理解しているのか?

硬貨の種類を覚えてもらうのはあくまでオプション部分。

今回のメインは「数の概念はどれほど理解しているのか?」のチェックです。

何個か問題を出してみました。

 

問題:1円は何個ありますか?

ヨッシー店長側で1円玉4個を指で差しながら「1円は何個ありますか?」と問題を出しました。

 

優「・・・・・・」

 

これに関しては、「何個ありますか?」という問題の意味(言葉の意味)が理解できていないようでした。

優が答えられなかったので、正解として自分が1円玉をそれぞれ指しながら「1、2、3、4、全部で4個でした」と教えましたが、イマイチ理解していないような顔をしていました。

「1から4まで数えたから4個ある」という事が、数字の順番と個数の紐付けがまだできていないようです。

 

問題:100円を1個ください

次に、「100円を1個ください」という問題(問題というよりもお願いに近い)を出してみました。

すると、まぐれか100円玉をとって、1個渡してくれました。(2個目を取りにいこうとはしなかった)

優「100円ってこれでしょ?」

優「はいパパ、100円だよ♪」

この後、1円や10円でも同様の質問をしてみたのですが、「●個ください」という問題は全て正解しました。

こうなってくると、「やはり日本語の意味がわからないだけで、意外と数の概念は理解しているのかもしれない…」と感じました。

もちろん全てまぐれだった可能性も否めないので、今後何度か検証してみたいと思っていますが、優の場合、
「●が何個ありますか?」よりも
「●個ください」の方が理解しやすいのかもしれないですね。

 

学校の授業では、「『3』と書かれた袋に、おはじきを3個入れる」ということは出来ているようなので、”慣れ”の部分も大きいのかもしれないです。

 

ということで、引き続き「買い物&数の勉強」は続けていく予定です。

買い物をしながら自然と数の概念、計算ができるようになったらいいなーと思います。

 

優「はい、お勉強おしまい。カルピス飲もうっと♪」


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