ここ最近、ChatGPTで気軽に「画像生成」ができるようになって話題になっています。
早速自分も使ってみましたが、確かに驚くような進化ですね。
例えば、ChatGPTにログイン後、画像をアップロードして、『ジブリ風の絵にしてください。』と入力して、数分待つと↓のような画像が出力されます。
確かに「ジブリ風」の雰囲気ですよね(^-^*)♪
今まで『DALL-E 3』などでも画像出力はできましたが、気軽に「日本語」で指定できるようになったのは大きな進化ですね。(これまでは「プロンプト」という専用入力文が必要だった)
日本語で細かい指定もできるので、恐らく今後は「画像デザイナーいらず」の状況になりそうです。
例えば、チラシデザイン、ポスターデザイン、広告ポップなどの1枚絵は、日本語で「必要文や雰囲気」を伝えるだけで生成することができるようになるでしょう。
まさに「デザイナー殺しの技術」とも言えますね(^-^;)
今回はそんな「画像生成AIを飲食店で利用する」ならば、どんな使い方があるのか?を考えてみたいと思います。
画像生成AIを利用して、少しでも飲食店経営の負担が減ればいいですね(^-^*)
【アイディア①】架空の料理・未来メニューのビジュアル化
まだ試作していない新メニューや、構想中の料理をビジュアル化することで、企画段階でもお客様への提案やSNS告知が可能になります。
「春の期間限定スイーツ」や「○周年限定メニュー」など、ビジュアルがあることで予約や期待感を高めやすくなります。
- 「まだ存在しない料理」「試作前の料理」をイメージ画像で生成。
- 新メニュー開発のブレストや、予約投稿・先行プロモーションに活用。
- 例:「抹茶とチーズを使った春の和風ティラミス」などを画像で可視化。
ちなみに「抹茶とチーズを使った春の和風ティラミス」を生成してみました↓
【アイディア②】オリジナルPOP・メニュー表の素材生成
POPやメニュー表に使える背景、アイコン、手書き風イラストなどをAIで自由に生成できます。
素材集を買わなくても、お店独自の世界観に合わせてデザイン素材をつくれるため、統一感のあるメニューやPOPが作成可能です。
- AIで「和風モダンな背景」「手書き風イラスト」「英語メニューに合うアイコン」など生成。
- CanvaやPowerPointに貼って加工すれば即完成。
- 「味噌ラーメンの手描き風イラストを生成→ランチPOPに使用」など。
ちなみに「味噌ラーメンの手描き風イラスト」を生成してみました↓
【アイディア③】世界観・ブランドイメージの強化(ビジュアルストーリーテリング)
お店のコンセプトや物語(ストーリー)を、画像で伝えることでブランドの「世界観」を深めることができます。
料理やサービスだけでなく、「雰囲気」や「空気感」まで伝わるようになるため、ファン層を惹きつけやすくなります。
- 店のコンセプトやストーリーを「画像で魅せる」。
- SNSやWEBサイトで「世界観」を演出して、ファンを増やす。
- 例:「大正ロマン風の小料理屋」の雰囲気画像を定期投稿 → 世界観ファン獲得。
ちなみに「大正ロマン風の小料理屋の雰囲気画像」を生成してみました↓
【アイディア④】店舗改装・内装リニューアルのシミュレーション
店内の一部を模様替え・改装したい時に、画像生成AIでビジュアルをシミュレーションすることで、直感的にイメージを掴めます。
照明・壁紙・椅子などのスタイルを比較するのにも便利で、外注業者とのイメージ共有もスムーズになります。
- 「この席をもっと明るい雰囲気にしたら?」など、内装イメージをAIで合成。
- 雰囲気の試作や、外部パートナーとの共有に便利。
- 例:「北欧風インテリアにした場合」「和モダンテイストに寄せた場合」などを画像で比較。
ちなみにカフェガパオの店内を「和モダンテイストに寄せた場合」に生成してみました↓
【アイディア⑤】グッズ販売やノベルティ用デザイン
画像生成AIを活用すれば、オリジナルキャラクターやロゴ、Tシャツやステッカーなどのデザインを簡単に作成できます。
少量グッズ制作やイベント用ノベルティ制作にも活用でき、ネット販売(EC)やクラファン展開とも相性◎。
- ロゴ、キャラクター、Tシャツ・ステッカー・エコバッグ用のデザイン案をAIで生成。
- 少量生産でもコストを抑えてオリジナル商品が作れる。
- 例:「店のゆるキャラを作ってLINEスタンプやエコバッグに」「Tシャツに合うロゴ風イラストを生成」。
ちなみにカフェガパオのマスコットキャラクター『がぱおん(ヨッシー店長制作)』を歩いているように生成してみました↓
【アイディア⑥】四季やイベントに合わせた「限定ビジュアル」
クリスマス、バレンタイン、桜、夏祭り、紅葉、ハロウィンなどの季節イベントに合わせて、店舗の投稿ビジュアルやPOPをAIで作成。
料理がまだ完成していなくても「雰囲気」を先に出せるため、早期予約やワクワク感を生み出せます。
- クリスマス、桜、紅葉、ハロウィンなどのイベント時にビジュアルをAI生成。
- 実際の料理写真がなくても、シーズン感を出した販促が可能。
- 例:「雪景色の中で熱燗を楽しむビジュアル」「満開の桜の下でピクニック風お弁当」など。
ちなみに「パッタイの写真を、満開の桜の下でピクニックしている雰囲気」に生成してみました↓
【アイディア⑦】自社ブランド食品(冷凍・瓶詰など)のパッケージデザイン試作
瓶詰、レトルト、冷凍食品などの自社商品開発時に、ラベルやパッケージのデザイン案をAIで複数生成し、比較・改善が可能。
販売前のプロモーション画像として使うこともでき、ネット販売やSNS展開にも役立ちます。
- メインデザインを生成し、さらにそのデザインを無限にバリエーションを作れる。
- 複数案を作って比較しやすく、テストマーケにも◎。
- 例:「おうちごはん用和風スープ」の高級感あるパッケージ案を3パターン生成 → 投票で選ばれたものを正式採用。
ちなみに「おうちごはん用和風スープ」の高級感あるパッケージ案を3パターン」生成してみました↓
以下の内容で指定しました。
- ターゲット層:30代女性、健康志向のシニア、ギフト向け
- サイズ・形状のイメージ:紙箱入りスープセット
- 使用したい色やモチーフ:京都の雰囲気をイメージし、黒と金色を使用
- 載せたい情報:ブランド名を『Ouchi Deli』にする
まとめ
ということで今回は「飲食店の画像生成AIの活用アイデア」を7個考えてみました。
個人的にやはり良いと思うのは、「オリジナルPOP・メニュー表の素材生成」ですね。
自分はデザインをやっていたので、こういう「小さい小物系デザイン」はすぐに作れますが、素人にはなかなか難しいし、もしデザイナーに依頼したらお金もかかっちゃいますからね。。
素人でも指定する文章をしっかり書けば、それなりのものはできちゃいますね。
あと、1個の写真を撮影しただけで、そこからバリエーションを無限に増やせるのも良いですね。
例えば「ゆで卵が乗ったチャーシュー麺」から『ゆで卵だけ消して』とお願いすれば、きれいに消して出力することもできます。
『チャーシューの量をもっと増やして』と指定すれば、大盛りチャーシュー麺の写真にもなることでしょう。
飲食店にとって「料理写真」「店の雰囲気」「世界観の演出」がゼロから作り出せるのは、強力な販促&経費削減になります。
これらを手軽に作れる『画像生成AI』を使わない手はないといえますね(^-^)q
写真が撮れなくても、抽象的なイメージ(明るい、きれい、華やかな…など)を「言語化」できれば、それを一瞬でビジュアル化できるのは凄いことです。
ちなみに今回のアイキャッチ画像(一番上の)は、
『飲食店の画像生成AIの活用アイデア7選!』というタイトルでサムネイル画像を生成してください。
とお願いして生成したものです。正直イマイチですが…(^-^;)
今回の記事が飲食店経営者の方に少しでもお役に立てば幸いです。
どうもヨッシー店長です。