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川崎病再び…2年ぶりの再発で翠が入院 川崎病とはどんな病気?

川崎病とはどんな病気?

「災いは忘れた頃にやってくる…」天災、仕事のアクシデント、怪我病気、そして子供の病気…。

どうもヨッシー店長です。

最後の「子供の病気」を現在絶賛体感中です(^_^;)

というのも、現在次女の翠が「川崎病」という病気で入院しているので…。

※只今、入院病室でこのブログ記事を書いています。

 

この川崎病、実は翠が0歳時にも発症しています。

ここ最近は「2歳になって体力も付いてきたし、もう大丈夫だろう…」と思っていたのですが、全然そんなことはありませんでした。

まさに「災いは忘れた頃にやってくる」です。

※ちなみに川崎病は発症原因が未だ解明されておらず、「体力が付いてきたから大丈夫」ということはありません。あしからず。。

 

姉の優は、今まで川崎病を発症したことはありません。

翠だけがこの2年間に2回発症しています。

なりやすい体質なのか、それともたまたまなのか…。

発症原因がわからないので、予防策も取れないのが現状です…。

 

唯一、川崎病を発症後、「冠動脈瘤」という病気の予防はできるので、その対策はできました。

現在は熱も平熱まで下がり、体調も回復しつつあり、たまに笑ったりもしています。

病気になったのは災いとも言えますが、不幸中の幸いなことに、川崎病が2回目なので、僕ら親もすぐに「これは川崎病の可能性があるな」とすぐに気付くことができました。(川崎病の症状は特徴的でわかりやすい)

それ故、措置対応も早い段階でできました。

 

ということで、今回はこの「川崎病」の症状や治療方法に関して情報発信していきたいと思います。

お役に立てば幸いです。

 

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※以下の情報は、「元日本赤十字社医療センター 小児科部長 薗部友良先生監修による資料」を元に制作しました。

川崎病とはどんな病気なの?

4歳以下の乳幼児に多い病気で、全身の血管に炎症をおこします。

心臓の筋肉に栄養や酸素を送る冠動脈に瘤(コブ)ができるなどの合併症もみられます。
それ故、早期発見と適切な治療が極めて大切です。

川崎病が川崎富作先生により初めて報告されたのは1967年です。

川崎病の6種類の「主要症状」のうち5つ以上ある場合(あるいは4症状と冠動脈流の組合せ)に川崎病と診断されます。

近年は全国で毎年10000人以上の患者さんが発生しており、増加傾向にあります。

 

川崎病は何が原因なの?

川崎病は、ウイルスや細菌などによる感染症の可能性もありますが、現在のところ原因不明です。

わかっていることは、過去に何度か流行したことがあり、兄弟で発症する場合がときどきある、ということくらいです。

 

川崎病になるとどんな症状が現れるの?

  1. 発熱が5日以上続く。
  2. 手のひら、足の裏が赤くなり、手足が硬く腫れる。(後で指先の皮が剥ける)
  3. 全身に赤い発疹が現れる。
  4. 白目部分が赤くなる。
  5. 口唇、喉、舌が赤くなる。(苺舌になる)
  6. 首のリンパ節が腫れる。

以上、6つの症状のうち、5つ以上見られた場合は、川崎病であると診断されます。

ただし、4つの症状しか見られなくても、経過中に断層心エコー法、もしくは心血管造影法で冠動脈瘤(軽症である”拡大”を含む)が確認され、他の疾患が除外されれば川崎病と診断されます。

 

翠の場合、6つの症状全てが現れました。

以下はそのうちの3点。

手のひら、足の裏が赤くなりました

口唇がいつもより赤くなりました

BCGをやった痕が赤い発疹が現れました

発熱3日目で他の症状が現れていたので、すぐに病院に行きました。

※上記の症状が出ていなくても、気になれば病院に行くのが良いと思います。

 

ちなみに今回、発熱2日目の朝に病院を受診したのですが「風邪だと思うので、抗生物質を飲んで安静にしていて下さい」と診断されました。

その後、6症状のうち3症状が出始めたので、以前川崎病で入院した病院の小児科を受診しました。

すると、すぐに「川崎病だね」と診断され、緊急入院する流れとなりました。

最初の病院はいわゆる「街のお医者さん」なので、小児科専門ではありません。

なので、子供が病気の場合は、極力小児科を受診した方がいいなと思いました。

 

川崎病の合併症について

主な合併症

一番問題となるのは、冠動脈血管の壁に炎症が起こることでできる冠動脈瘤です。

冠動脈瘤は、瘤(コブ)が大きい程重症です。
冠動脈瘤の大きさは小、中、大とあります。

冠動脈瘤(特に中等症以上)があると、冠動脈瘤の中に血の塊(血栓)が出来て血液の流れなくなって、急性心筋梗塞を起こすことがあります。

中等症以下の冠動脈瘤の場合、血栓を作らせない治療を受けているうちに瘤が小さくなって(退縮)、治療を中止できることもあります。

 

その他の合併症

全身の多くの臓器に変化が見られます。程度の軽いものは多くありますが、重症のものは稀です。ほとんどは一時的なものです。

 

川崎病と診断された場合の検査方法

これ以外にも症状に応じて、他の検査が行われます。
急性期・回復期を通じて繰り返し行われ、合併症の有無とその程度をチェックします。

 

川崎病の経過

急性期(熱が出始めてから7~10日目くらい)

回復期(発病10日目くらい~2、3週間)

遠隔期(その後)

 

川崎病の治療

原則として、入院して薬による治療を行います。

川崎病に対する治療の最大目的は、冠動脈瘤の発生予防です。

前述の急性期に行う急性期治療は、以下の療法を行います。

 

アスピリン療法

血栓ができないようにする基本的な治療法です。

総合的に見て病気の程度が軽いとアスピリンだけで治療することもあります。

 

免疫グロブリン療法

免疫グロブリン療法は、ガンマブロブリンとも呼ばれます。

全身の炎症を抑えて、冠動脈瘤やその他の合併症を予防する治療法で、現在では90%近くの人が受けているものです。(翠もこの療法を行いました)

発病後7日以内、遅くても9日以内に投与されます。

アスピリン単独療法に比べて冠動脈瘤の出来る割合を大幅に減らす事ができます。

 

静注用免疫グロブリン製剤に関して

前述の「免疫グロブリン療法」を行う際に、静注用免疫グロブリン製剤という薬を使用します。

静注用免疫グロブリン製剤は、血液に含まれる麻疹(はしか)などの抗体成分の『免疫グロブリン(免疫の中で大きな役割を担っている血液中の成分)』を高純度に精製して、静脈注射(点滴)できるようにした薬です。

静注用免疫グロブリン製剤は川崎病だけでなく、20年以上前から重症感染症などに使用されてきたものです。

 

投与法

通常、1日1回を1~5日間、点滴静注します。

ただし、年齢や症状によって投与方法が異なる場合があります。

 

効果

 

副作用

使い始めの時に、稀に発熱や震え(悪寒戦慄)、発疹、肝機能障害、無菌性髄膜炎が出たり、血圧が下がってショック状態になることがありますが(各0.1~5%未満)、投与量、投与速度を調整するなどで対処します。

極めて稀に、溶血性貧血、腎臓障害、血小板減少、心不全などが起こることがありますが、一時的なものです。

 

翠の川崎病の経過備忘録

ということで、今回は川崎病に関しての情報をまとめてみました。

川崎病は主要な症状が特徴的なので、「何か変だな?」と思ったら迷わず小児科を受診しましょう。

 

ちなみにうちの翠の症状は、

 発熱(2日間の後)
→口唇が赤くなる、指の先が赤くなる
→白目が赤くなる、首のリンパ節の腫れ、BCG跡の箇所が赤く腫れる

という順番で症状が出ました。

入院後すぐに、アスピリン療法と免疫グロブリン療法を行いました。

アスピリン療法は、粉薬なので食事後半でご飯に混ぜてあげました。
翠は結構勘がいいので、悟られないようにあげるのに苦労しました(^_^;)
ちなみにスプーンと白いご飯の間に粉薬を挟んで食べさせました。(粉薬が白いのでバレにくい)

免疫グロブリン療法は、点滴で投与しました。
約24時間で投与は終了。

入院2日後には熱も下がり、顔色も良くなりました。

妹を心配する姉の優 励まし方がわからないので、とりあえずおやつをあげてみる

入院3日後には主要症状も消えてきて、笑顔や食欲も出てきました。

食欲は衰えませんでした(笑)

入院4日後には通常の点滴も外すことができました。

点滴を外したあとは走り回るほどの元気を見せました

 

入院にはなってしまいましたが、とりあえず病状が悪化せず何よりです(^-^*)

上記の情報が何かのお役に立てば幸いです。


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