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PayPay(ペイペイ)は田舎の飲食店で導入するべきか? 結論「検討が必要」 なぜか?

PayPay(ペイペイ)は田舎の飲食店で導入するべきか?

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ヨッシー店長
PayPayと聞くと、頭のどこかで「カトちゃん、ペッ!」が再生される。
どうもヨッシー店長です。

 

先日うちの店(カフェガパオ)に、PayPayの営業さんが来ました。

QRコード決済(スマホをかざしてお会計)に関して疑問に思っていたことがあったので、少し話を聞いてみました。

 

その疑問とは「店舗側に”直接的なメリット”はあるのか?」ということ。

 

ここでいう”直接的なメリット”とは、集客に繋がる、節税に繋がるなどの店舗側が直接得る利益を指します。

 

結果から言うと、「直接的なメリットは無い」です。

 

上記のような、集客に繋がる、節税に繋がるなどのメリットはほぼありません。

ヨッシー店長
集客に関しては一概に否定はできませんが、『PayPayが使えるから、じゃあこの店にしよう』という人は少ないでしょう。
多くの人は『知人友人から美味しいと聞いたから来店した』『クチコミで高評価だったので来店した』などの理由から店舗を選んでいるはずです。
短期で滞在しているインバウンド(訪日外国人)には多少可能性があるかと思いますが…。

節税に関しては、今のところ国レベルで「手数料分を控除する」などの話は出ていません。正直、これに関しては期待できないでしょう。

 

ということで、今回は飲食店におけるQRコード決済(PayPay)に関しての話。

「田舎にある個人飲食店でPayPayを導入するべきかどうか?」を考えてみたいと思います。

PayPayとは、スマホで決済できるサービスです。店舗側が提示するQRコードを、お客さんがスマホで読み込むことによって会計ができるシステムです。(店舗側が会計入力する場合もあり)

 

PayPay導入のメリット

まず簡単にPayPayを導入した場合の「店舗側のメリット」を書いておきます。

※PayPayのパンフレットより参照

 

  • 「初期投資不要」…店舗用QRコードが描かれた”紙”さえあれば、無料で即導入可能!
  • 「月額固定費無し」…月額固定費は一切無い!
  • 「決済手数料無料」…2021年9月30日までは決済手数料無料なので、気軽に導入可能!(※2019年6月時点)
  • 「入金手数料無料」…2020年6月30日までは入金手数料無料!(※2019年6月時点)
  • 「つり銭負担軽減」…つり銭準備の手間や、つり銭間違いがなくなる!
  • 「会計時間の短縮」…PayPayコードを読み取るだけなので、会計時間を大幅に短縮することができる!
  • 「テーブル会計も可能」…お客様がレジまで行かなくても会計ができる!
  • 「インバウンド需要に対応」…Alipay(中国などで利用されているスマホ決済アプリ)も利用できるので、訪日外国人にも対応可能!

 

と、まあ基本的に営業用パンフレットなので、”良い事”しか書かれていません(笑)

 

自分の見解ではこうなりました↓

PayPay導入メリットのヨッシー店長の見解

初期投資不要

これは確かにその通り。

クレジットカード決済のように「カードリーダー」のような端末も必要なく、導入費用は無いといえます。

 

月額固定費無し

確かに利用することによって発生する月額固定費はありません。

ただ…

それに近い固定費が、今後発生する可能性は否定できません。

※以下の「決済手数料」「入金手数料」がそれにあたる。

 

決済手数料無料

PayPayの決済手数料は、2021年9月30日までは無料ですが、それ以降は延長が無い限り「決済手数料が発生」します。

そして現在(2019年6月時点)、まだこの決済手数料が「いくらになるか」は決定していません。

ヨッシー店長
ペイペイの営業さんの話では、恐らく「2%前後になるのではないか?」とのこと。

クレジットカード会社との兼ね合いもあるので、「0%になる」ということはほぼ無いでしょうね。

また、PayPayが決済手数料に頼らない「広告収入などの”別のビジネスモデル”」を確立させない限りは、0%に近付くのも難しいかもしれません…。

つまり、2021年10月1日以降は決済手数料が発生すると考えられます。

仮に2%だったとしても、年間に換算するとそれなりの金額になってくると思います…。

 

営業さんは『今は決済手数料無料なので、是非“お試し”で導入してみて下さい』とは言いますが、これ、「要検討項目」だと思うんですよね。

 

なぜなら、

「一度導入した決済サービスを削除することは、その後の顧客満足度に関わってくる可能性がある」

からです。

 

どういうことかというと、

それまでPayPayで会計を済ませていたお客さんが、突然ある日店舗側から『すみません、今日から決済手数料がかかっちゃうので、PayPayはやめました』と言われたら、『え?PayPayやめたの?いや、困るよ。現金持ってないし!』とトラブルに繋がる可能性が出てきます。

そうなることが予想されれば、おいそれとPayPayをやめることはできません。

 

つまり「一度その決済(PayPay)を始めてしまった以上、途中でやめるのは難しい」といえます。

 

なので、「2021年10月1日以降も決済手数料を支払ってでも導入するべきかどうか」をしっかり検討する必要があるでしょう。

ヨッシー店長
自分の場合は、現時点で2021年10月1日以降の決済手数料がいくらになるかが決定していないので、導入は見送りました。
運用を始めたら結局途中でやめられないでしょうし…。

 

入金手数料無料

入金手数料は2020年6月30日までは無料なのですが(※2019年6月時点)、これに関しては「それ以降も無料にする方法」があります。

それは、入金の振込先を『ジャパンネット銀行』にすること。

その他の金融機関だと手数料が発生します。(恐らく毎回105円)

ヨッシー店長
これに関してはジャパンネット銀行の口座を作ればいいだけなのですが、うちの店は新生銀行でひとまとめにしているので、新たに店舗用口座を作るのは効率が悪いですね…。

ちなみに入金のタイミングは、ジャパンネット銀行の場合は「翌日」ですが、その他の金融機関だと「翌々営業日」となります。(これもややデメリット)

 

つり銭負担軽減

2019年現在、飲食店では「キャッシュレスオンリー(現金は使えない)」にすることはほぼ不可能なので、結局つり銭準備は必要です。

高齢者などは、PayPayのようなQRコード決済は使えない人が多いので、現金の用意は必須。

というか、そもそもスマホ自体を持っていない可能性があります。

日本の紙幣は信頼も高い(偽造が難しい)ので、現金が完全に無くなっていく時代はまだ少し先かもしれないですね。

 

会計時間の短縮

会計時間の短縮ができるのは、「QRコード決済が当たり前の社会にならないと難しい」と思われます。

2019年現在ではお客さんも利用方法がわかっていない人も多く、『えーっと、どうやるんだっけ?』と言われ、説明で逆に時間が取られる可能性もあります。

「お客様側が会計金額を入力しなければならない」という“余計な手間”が発生するのもマイナス要素。

ヨッシー店長
ちなみに会計時間で一番早いのは、SUICAなどの「非接触型決済」が一番早いと思われます。
既にこの決済に慣れている人も多いので。
ただし非接触型決済は、決済手数料が発生します。(3%前後)

 

テーブル会計も可能

レジまで行かなくてもいいのは良いのですが、この場合も「お客様側が会計金額を入力しなければならない」という余計な手間が発生します。

そもそもテーブル会計できる店舗なら、現金やクレジットカードで会計を頼む方が“面倒くさくない”ようにも思います。

お客さん目線からしたら、「スマホ渡すから、あとよろしく」の方が便利ですね。

QRコード決済は、この「お客様側が会計金額を入力しなければならない」という部分は弱点の一つといえます。

 

田舎にある個人飲食店で導入するべきかどうか?

さて本題ですが、田舎にある個人飲食店で導入するべきかどうか。

結論からいうと、「検討が必要」と自分は分析しています。

 

その理由は、前述したように

「2021年10月1日以降の決済手数料が決まっていない」
「一度その決済を始めてしまった以上、途中でやめるのは難しい」

という理由から。

 

これに加え、田舎ならではの事情も導入を検討する要素になっています。

 

都心部の若い世代が多いエリアでは、スマホ普及率も高いですし、QRコード決済を使える人も徐々に増えていると思います。

しかしこれが田舎の場合、スマホはみんな持っていても、QRコード決済を日常的に利用している人の割合は、ぐっと落ちます。

そもそもQRコード決済ができる店舗が、現在では限られています。(大手外食チェーンや一部飲食店など)

 

また、何も無い田舎の場合、インバウンド需要も見込めないので、こちらも導入の決め手には欠けます。

 

近所でもPayPayを導入している店舗は何店かあります。

ただ、どこの店舗も
「決済手数料無料だから、とりあえず導入してみた」
「今流行っているから様子見で導入してみた」
という理由がほとんど。(←営業さん談)

 

ヨッシー店長
自分はIT業界にも居たので、本来なら新しい技術は積極的に取り入れたい性分なのですが、前述したように「一度その決済を始めてしまった以上、途中でやめるのは難しい」と考えているので、確定要素(2021年10月1日以降も決済手数料)や店舗側への実質的なメリット(集客や節税に繋がるなど)が無い限りは、導入にはやや消極的な姿勢です。
消極的というか、「導入時期を見極めている」という感じですね。

 

現在、国主導でキャッシュレス化を進めていますが、キャッシュレス化でメリットがあるのはお客さん側ばかり。

店舗側のメリットは、結構無視されている状況です(^-^;)

諸外国と違って日本は現金の信頼が高いので、キャッシュレス化を進めるには「まずは店舗側に多くのメリットをもたらすべき」ではないでしょうか。。

現在の状況では、「店舗は自腹切ってでもキャッシュレス化してよ」と言われているようにしか思えません…。

店舗側が実質的なメリットを享受できれば、きっと店舗独自の色々なキャンペーンを行うと思うので、キャッシュレス化はどんどん進んでいくようにも思います。

ヨッシー店長
中国でキャッシュレス化が爆発的に進んだ理由の一つに、「小店舗や屋台などで使われるユーザースキャン型だと決済手数料は無料」ということがあります。
日本も同じく「ユーザースキャン型だと決済手数料は無料」となれば、『じゃあうちの店も導入してみようかな』という店舗が増えるでしょうね。自分ならそういう心理になります。

 

話が逸れましたが、田舎にある個人飲食店で導入するべきかどうかは「要検討」と、自分は感じています。

 

ただ、キャッシュレスに興味がある店舗さんは導入もありだと思います。

実質的なメリットは無いものの、作業効率や衛生面ではメリットがあると思いますので。。

『へー、PayPay使えるんだー』とお客さんとのコミュニケーションにも使えると思いますし。

ここら辺はオーナーさんがどう考えるかで変わってくるでしょう。

 

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「田舎にある個人飲食店でPayPayを導入するべきかどうか?」まとめ

ということで、今回はPayPayなどのQRコード決済を、田舎の個人飲食店でも導入するべきかを考えてみました。

再三書いてきましたが、自分は

「2021年10月1日以降の決済手数料が決まっていない」
「一度その決済を始めてしまった以上、途中でやめるのは難しい」

という理由がある以上、導入は「要検討」としています。

 

中国のように、もう少し国レベルで後押しがあるといいんですけどね…(^-^;)

店舗側も同じ日本国民なのですから。。

 

とにかく今は様子見で、2021年10月1日以降の決済手数料が0.5%以下であれば、導入を検討してみたいと思います。

ちなみに中国では決済手数料が0%に加え、入金振込手数料も0.1%と、店舗側に優しい利率となっています。(※「アリペイ」「WeChatペイ」の場合)

日本政府の皆様、ご検討の程宜しくお願い致します。(笑)


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