この記事を読んでくれている方の中には
『将来、自宅飲食店で開業したい』
と考えている人もいるかもしれませんね。
既に自宅がある人以外は、
- 新築の家を建てる
- 中古物件を買う
という方法で自宅を用意することになると思います。
そこで問題になるのが、
「どこに家を建てるのか?またはどこの家を買うのか?」
という立地の問題。
『自宅飲食店』と言っているだけあって、住宅地で開業することを想像する人も多いかと思いますが、自宅飲食店は住宅地以外にも立地候補があります。
ということで今回は
「自宅飲食店の開業に向いている立地とは?」
と題して、自宅飲食店の立地候補を考えてみたいと思います。
また、それぞれの立地における
- 物件の価格(安さ)
- 見込客数
- 競合店の少なさ
- 平日の混み具合
- 休日の混み具合
- 今後の期待
- 経営しやすさ
の項目を「5段階指標」にしてみました。
(★★★★★が最高点、35点満点)
★の数が多く、総合点が高い程、「自宅飲食店の立地に適している場所」といえます。
※指標はあくまでもヨッシー店長の主観です。予めご了承下さい。
今後、自宅飲食店を開業しようと思っている方に少しでもお役に立てば幸いです。
住宅地(既存宅地)
既存の住宅地では、地域に密着した飲食店としてリピーターを獲得しやすく、ファミリー層や高齢者の常連客が期待できます。
地元住民の生活に密着した店舗として、親しみやすさと利便性が求められます。
ファミリー向けのカフェや和食店、アットホームな雰囲気の店舗が特に喜ばれ、家庭的なメニューやリーズナブルな価格が強みになります。
ファミリー層はもちろん、高齢者向けの業種も視野にいれておきたいところです。
気を付けることとしては、「今後そのエリアは発展性があるのか?」を調べておく必要があります。
「人口の新陳代謝が無い」「過疎化する可能性がある」などの客観視できるデータがあれば調べておきましょう。
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★
- 競合店の少なさ ★★★★
- 平日の混み具合 ★★
- 休日の混み具合 ★★★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★★★
- 総合点:23点
住宅地(今後開発が進む新興エリア)
新興住宅地は人口が増加しやすく、地域に根ざした店舗として成長できるチャンスがあります。
ファミリー層が多いため、子供向けメニューやファミリーレストラン風の業態が歓迎されます。
競合が少ないことも多く、早い段階で開業すれば、住民の生活に溶け込みながら愛される店舗になる可能性が高い立地です。
全体的に年齢層は若めの家族が多いです。(20~40代)
開業当初、このエリアの飲食店はうちの店しかありませんでしたが、徐々に増え、今では7店舗まで増えています。
出店例がない場所での開業にはリスクが伴いますが、自分の場合は「場所に問われない武器」を持つことでそのリスクをカバーしました。
※「場所に問われない武器とは?」と思われた方はこちら↓をお読みください。
開業から半年後『集客が出来ない…』と悩んでいる個人飲食店にオススメする「優先順位の高い集客方法」とは…
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★
- 競合店の少なさ ★★★★★
- 平日の混み具合 ★★
- 休日の混み具合 ★★★★
- 今後の期待 ★★★★
- 経営しやすさ ★★★★
- 総合点:25点
駅前・繁華街
駅前や繁華街は、通勤・通学の人が多く集まり、昼夜問わず集客が見込める立地です。
特に、仕事帰りや買い物客にとってアクセスしやすく、短時間での利用が多いため、ファストフードやカフェ、立ち飲み居酒屋といった回転の良い店舗が適しています。
競合が多い一方で、繁華街の特性に合わせた差別化が成功の鍵となります。
飲食店開業の目的が『稼ぐ』ことであれば、駅前・繁華街での出店もありですが、自宅飲食店で開業するには物件価格がかなり高額になります…。
正直、自宅飲食店向きの立地とは言えないでしょう。
- 物件の価格(安さ) ★
- 見込客数 ★★★★★
- 競合店の少なさ ★
- 平日の混み具合 ★★★★
- 休日の混み具合 ★★★★★
- 今後の期待 ★★★★
- 経営しやすさ ★★★
- 総合点:23点
都心のオフィス街
都心のオフィス街は、平日の昼間に多くのビジネスパーソンが集まり、ランチ需要が特に高いのが特徴です。
リーズナブルかつスピーディな提供が重要で、テイクアウトやデリバリーサービスも需要があります。
また、夜には仕事終わりの飲み会需要もあり、カフェバーやビストロなど、昼夜で二毛作営業も可能な立地です。
「駅前・繁華街」同様、稼ぐことが目的なら出店候補になります。
ただしこのエリアで自宅飲食店の開業は、個人には物件が高すぎるので「ほぼ不可能」といえるでしょう。
- 物件の価格(安さ) ★
- 見込客数 ★★★★★
- 競合店の少なさ ★
- 平日の混み具合 ★★★★★
- 休日の混み具合 ★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★
- 総合点:18点
工業団地や物流施設の周辺
工業団地や物流施設周辺では、働く人々の食事需要が高く、特にランチや軽食が人気です。
短時間で済ませられるテイクアウトの利用が多く、ボリューム重視のメニューが喜ばれます。
日中の稼働が中心となるため、効率的な運営が可能です。郊外に位置する場合もあり、駐車場完備があるとさらに利用しやすくなります。
工業団地や物流施設周辺の場合、「用途地域」によっては家が建てられないなどの制限もあるので、下調べをしておいた方が良いですね。
※用途地域に関してはこちらをご参照ください↓
そもそも自宅は飲食店が開業できる場所なの?→自宅地域がどの用途地域に指定されているかを調べる【自宅飲食店の開業手順 vol.2】
注意した方が良いのは、「今後その地域の企業の将来性はあるか?」も考慮に入れておかなければなりません。
もし衰退企業ばかりだと、将来的に見込み客が激減する可能性もあります。
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★★★
- 休日の混み具合 ★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★★★
- 総合点:23点
役所などの行政関連施設の周辺
役所や行政関連施設の周辺では、職員や来庁者向けのランチ需要が高く、平日の集客が見込めます。
カフェや定食屋、軽食店が人気で、短時間での食事が求められます。
また、地域の人が集まりやすい場所なので、地域イベントや行政行事に合わせたキャンペーンなども効果的です。
閉庁後の需要は少ないため、昼間営業が中心となります。
実際、市役所近辺の飲食店でも働いたこともあります。
基本的に混雑するのは「ランチのみ」の場合が多いので、客単価は低くなりがちです。
お客さん自体もランチから2000円以上使おうと思って来る人はあまりいないでしょう…。
もし「お酒で稼ぐ」ことを考えている人は、出店には向かない立地といえますね。
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★★★★
- 休日の混み具合 ★
- 今後の期待 ★★
- 経営しやすさ ★★★★
- 総合点:22点
大学のキャンパス外周部
大学周辺は学生の往来が多く、リーズナブルでボリュームのあるメニューが好まれます。
ファストフードや安価なカフェ、ラーメン店などが特に人気です。
また、授業の合間や勉強に使えるカフェスペースも歓迎されます。
学生の間で口コミが広がりやすく、話題性のあるメニューや独自のキャンペーンでリピーターを増やすことも効果的です。
例えば、オシャレカフェなんだけど、量が多くて、かつ安い、みたいな…。
ただこれができるのは昔からある店や大手企業がほとんどなので、個人で新規参入するのはなかなか難しいかもしれません。
また、今後少子化が進むことによって、有名大学以外の大学は閉鎖することも念頭に置いておいた方がいいでしょう。
- 物件の価格(安さ) ★★
- 見込客数 ★★★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★★★★
- 休日の混み具合 ★★
- 今後の期待 ★★
- 経営しやすさ ★★
- 総合点:20点
病院やクリニックの周辺
病院周辺では、患者やその家族、医療関係者の食事需要があり、体にやさしいメニューや軽食が喜ばれます。
スムージーやサラダボウル、栄養価の高いスープなど、健康志向のメニューが求められる傾向があります。
また、待ち時間の合間に立ち寄れるカフェや休憩スペースも重宝されます。静かな雰囲気と清潔感のある空間が望まれます。
郊外の大型病院であれば駐車場も大きいので、「駐車場問題」は解決できそうです。
病院周辺も基本的にはランチから夕方までの需要になりそうなので、客単価は低くなりそうです。
※駐車場問題に関してはこちらの記事もご参照ください↓
郊外で飲食店経営するなら駐車場は必須!現役オーナーが実感した駐車場確保の重要性
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★★
- 競合店の少なさ ★★★★
- 平日の混み具合 ★★★★
- 休日の混み具合 ★★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★★
- 総合点:24点
大型ショッピングモールの周辺
ショッピングモールの周辺は、多くの買い物客が集まるため、飲食店の需要が高くなります。
家族連れやカップル、幅広い年代層が来店するため、多様なメニューや落ち着ける空間が求められます。
駐車場が充実していると利便性が上がり、テイクアウト需要も見込まれます。
イベント時の特別メニューやモールとの連携も集客に役立ちます。
ショッピングモールのすぐ横に自店があれば「駐車場問題」は無いですが、ショッピングモールに行く人の多くは車来店なので、自宅飲食店にもそれなりに駐車場があった方がいいですね。
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★★★
- 競合店の少なさ ★★
- 平日の混み具合 ★★★
- 休日の混み具合 ★★★★★
- 今後の期待 ★★★★
- 経営しやすさ ★★★
- 総合点:25点
大型スーパーなどの周辺
大型スーパー周辺は、買い物ついでに気軽に立ち寄れる飲食店の需要が高いエリアです。
特に家族連れや高齢者にとってアクセスしやすく、短時間で食事が取れるファストフードや軽食店が人気です。
また、買い物帰りに立ち寄れるテイクアウトやお惣菜系のメニューも需要があります。駐車場の利用が可能だとさらに便利です。
また、ショッピングモールよりもスーパーの方が日頃行く回数が多いため、飲食店の利用機会も増えます。
住宅地と被る立地なので、集客はしやすいと思います。
ただし、「スーパーの駐車場ありき」で開業してしまうと、スーパーの地主からクレームが入る可能性もあるので、事前に大丈夫かを確認しておいた方がいいですね。
店の食材をすぐに買いに行けるのもグッドポイント♪
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★★
- 休日の混み具合 ★★★★★
- 今後の期待 ★★★★
- 経営しやすさ ★★★★
- 総合点:27点
郊外のロードサイド
郊外のロードサイドは、車で来店する人が多く、駐車スペースの充実が重要です。
ドライブスルー形式のファストフードやファミリーレストランが好まれ、ファミリー層や観光客がターゲットとなります。
車移動が中心のエリアでは、長時間滞在しやすい座席や広々とした店内が魅力で、郊外での話題性も重要です。
車での来店は必須なので、駐車場の広さが売上を左右するといってもいいでしょう。
そのため、ある程度土地の価格が安くないと、個人で購入するのは難しいといえます。
個人的な印象では、個人店は地主、もしくはその親族が経営している店舗が多いように思います(^-^;)
視認性は高いので、目の前の道路を「どのような人が通るのか」をリサーチしておくのがいいでしょう。
- 物件の価格(安さ) ★
- 見込客数 ★★★★
- 競合店の少なさ ★★
- 平日の混み具合 ★★★
- 休日の混み具合 ★★★★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★★
- 総合点:21点
観光地(街中エリア)
街中の観光地は、旅行者が多く、地域の特産品や話題性のあるメニューを提供することで人気が出やすいです。
アクセスが良いため、食べ歩きメニューやインスタ映えするスイーツが人気です。
観光客が集まるため、店内や外観に観光地ならではの装飾を取り入れたり、地元色の強い料理を提供すると、観光地の魅力が増します。
可能性があるとしたら古くからある家が競売に出された時などでしょうか?(多分大手が速攻で買い取ると思いますが)
とにかく仮に購入できたとしても相当高い金額になると思うので、個人では手が出せないと思います。
競合店も多いので、その中で勝ち残っていくにはそれなりのマーケティングスキルが必要になると思います。
- 物件の価格(安さ) ★
- 見込客数 ★★★★★
- 競合店の少なさ ★
- 平日の混み具合 ★★★★
- 休日の混み具合 ★★★★★
- 今後の期待 ★★★★
- 経営しやすさ ★★
- 総合点:22点
観光地(リゾートエリア)
リゾートエリアは観光客がリラックスしながら食事を楽しむための飲食店需要が高いです。
海辺や山間部などのリゾートでは、景色を楽しめるテラス席や地元産の食材を活かしたメニューが人気です。
旅行者向けにリゾート気分を味わえるおしゃれな内装やカフェスタイルが好まれ、ゆったりとした時間を提供できる空間がポイントです。
特に小さい子供がいる家庭にとっては生活も経営も難しい立地といえるでしょう。
経済的に独立していたり、子育てが終わった人が出店するには良い場所かもしれませんね。
自分も海の見える崖の上の小ジャレタ飲食店とか憧れます(^-^*)
ただ、混むのは休日、大型連休などに集中するため、平日をどう経営するかが課題になります。
- 物件の価格(安さ) ★★
- 見込客数 ★★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★
- 休日の混み具合 ★★★★★
- 今後の期待 ★★★★
- 経営しやすさ ★★
- 総合点:21点
観光地(自然エリア)
自然豊かな観光地は、登山者やキャンパーなどアウトドア客が多く、エネルギー補給ができる軽食や温かい飲み物の提供が喜ばれます。
地元の特産品や旬の食材を使ったメニューが好まれ、自然と調和した店舗デザインも重要です。
周辺の景観を活かしたカフェや休憩所スタイルの店舗が人気で、自然体験をさらに楽しめる空間作りが求められます。
今後インバウンド需要が考えられる観光地であれば、平日でも来店が期待できますが、個人的にはこの立地での飲食店経営はかなり難しいと感じます。
もし自分がこの立地で経営するなら、シーズンオフはネットビジネスをやって、シーズンのみ飲食営業すると思います。
- 物件の価格(安さ) ★★★★
- 見込客数 ★★
- 競合店の少なさ ★★★★
- 平日の混み具合 ★
- 休日の混み具合 ★★★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★
- 総合点:19点
イベント会場やスポーツ施設の周辺
イベント会場やスポーツ施設周辺は、イベント開催時の集客が見込め、回転率の良い飲食店が適しています。
特に軽食やテイクアウトが便利で、イベントの合間に利用しやすいファストフードや移動販売形式のフードトラックが人気です。
イベントの種類に応じてメニューや営業時間を調整することで、効果的に集客が見込めます。
うちの実家は柏レイソルのサッカー場の近くにありますが、サッカー場近辺の飲食店が混雑しているか?といわれたら「別に混んではいない」というのが自分の印象です。
お客さんの目的はあくまでもイベントなので、会場内で販売している飲食には需要があると思いますが、その外にある飲食店にはそれほど関係がないのではないでしょうか。
- 物件の価格(安さ) ★★★
- 見込客数 ★★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★★
- 休日の混み具合 ★★★★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★
- 総合点:22点
港や漁港の周辺
港や漁港の周辺では、新鮮な海鮮料理が楽しめる飲食店が人気です。
漁港直送の海鮮メニューや、その日の水揚げに応じた日替わりメニューは地元の人や観光客に喜ばれます。
海辺の風景と合わせて新鮮な料理が楽しめる点が魅力で、観光シーズンには集客が増える傾向にあります。
あと、一部の有名飲食店は観光客が来ますが、その他はあまりお客さんが入っていない店もあり、結構明暗が分かれている気がします。
港や漁港ということは、そこが田舎である場合が多いので、人口密度の少ないエリアでの経営はかなり難しいと思います。
- 物件の価格(安さ) ★★★★
- 見込客数 ★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★★
- 休日の混み具合 ★★★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★
- 総合点:21点
ローカル線の駅前やフェリーターミナルの近く
ローカル線の駅前やフェリーターミナル周辺は、旅行者やビジネス客が多く、待ち時間の調整で食事をしたい人の需要が高いです。
地域の名物料理やテイクアウトメニューが喜ばれ、待ち時間を有効活用できる場所として好まれます。
「カフェ開業」は個人的にはおすすめできませんが、利用時間が決まっている環境(電車が来る時刻まで)ならカフェのような業態もありかもしれません。
フェリーターミナルは、船着き場にそれ程飲食店が無く、フェリー乗り場から300m圏内に店があれば「観光ついで」に来店してくれる可能性はあります。
自分の知り合いに「フェリー乗り場に近く、ローカル電車の駅に近いところ」で飲食店をやっている人がいますが、地元ではなかなかの有名店になっています。(自宅飲食店ではないけど)『SANGA SOBA&COFFEE STAND』
ちなみに乗り物系でいくと「空港」の場合は、空港内に飲食店が多くあるため、外に出てまで飲食をするのは稀だと思います。また空港近隣は騒音もあるため、自宅飲食店として住むには厳しい環境だと思います。
- 物件の価格(安さ) ★★★★
- 見込客数 ★★
- 競合店の少なさ ★★★
- 平日の混み具合 ★★
- 休日の混み具合 ★★★★
- 今後の期待 ★★★
- 経営しやすさ ★★
- 総合点:21点
競合店が少ないエリア
競合店が少ないエリアは具体的にいうと、
- 離島
- 山間部や農村地帯
- 小規模な新興住宅地や郊外の集落
- 商業施設が少ない都市のベッドタウン
- 自然公園やキャンプ場の周辺
- 高速道路のインターチェンジやパーキングエリア近隣(郊外)
- 企業が集まる地方の工業団地周辺
など、人口密度が極端に低いエリア。
自然集客が難しいため、口コミや地域イベントとの協力が重要で、地元の需要に応える店舗づくりが求められます。
インターネットからの集客は必須といえるでしょう。
※集客に関してはこちらの記事↓をご参照ください。
【2023年版】飲食店開業後やるべき集客方法!まずは無料で●●に登録すべし!
なぜなら自店の商圏における人口の絶対数は、見込み客数と比例します。
そのため、「人口が少ない=見込み客も少ない」となるのです。
インターネットを駆使して集客することもできなくはないですが、他の要素(観光や施設利用など)が近くにないと、余程の魅力がないと来店は期待できないでしょうね。
以前、市民プールの帰りに一軒家レストランに行きましたが、「市民プールの近所&Googleレビューで高評価」という理由があったので行きましたが、市民プールという「他の要素」がなかったら行かなかったお店かもしれません。(めちゃ美味しかったけど)
- 物件の価格(安さ) ★★★★★
- 見込客数 ★
- 競合店の少なさ ★★★★★
- 平日の混み具合 ★
- 休日の混み具合 ★★
- 今後の期待 ★
- 経営しやすさ ★
- 総合点:16点
まとめ
ということで今回は「自宅飲食店の開業に向いている立地とは?」と題して、自宅飲食店の立地候補を考えてみました。
以下、総合点からランキングにしてみました。
- 位 大型スーパーなどの周辺(総合点:27点)
- 位 大型ショッピングモールの周辺(総合点:25点)
- 位 住宅地(今後開発が進む新興エリア)(総合点:25点)
- 位 病院やクリニックの周辺(総合点:24点)
- 位 住宅地(既存宅地)(総合点:23点)
- 位 駅前・繁華街(総合点:23点)
- 位 工業団地や物流施設の周辺(総合点:23点)
- 位 役所などの行政関連施設の周辺(総合点:22点)
- 位 観光地(街中エリア)(総合点:22点)
- 位 イベント会場やスポーツ施設の周辺(総合点:22点)
- 位 ローカル線の駅前やフェリーターミナルの近く(総合点:21点)
- 位 郊外のロードサイド(総合点:21点)
- 位 港や漁港の周辺(総合点:21点)
- 位 観光地(リゾートエリア)(総合点:21点)
- 位 大学のキャンパス外周部(総合点:20点)
- 位 観光地(自然エリア)(総合点:19点)
- 位 都心のオフィス街(総合点:18点)
- 位 競合店が少ないエリア(総合点:16点)
上記は、あくまでも「自宅飲食店を開業するなら?」で考えた立地候補です。(※点数はヨッシー店長の主観)
「大型スーパーなどの周辺」は断トツで1位になりました。
これは現状から考えても「自宅飲食店にとっては良い立地」だと思いますね。
駐車場問題もある程度クリアでき、店の食材が切れた時にすぐに買いに行けるし、土地の価格もそこまで高額ではないと思うし。
ショッピングモールも大型スーパーと近いものがありますが、やはりショッピングモールに来た人って「ショッピングモール内で飲食する場合が多い」ですからね。
あと周辺の土地価格は便利なこともあって、やや高くなると思います。
また大型スーパーを出店する企業は、出店エリアのマーケティングを細かく行っていると思います。
「このエリアは今後まだ発展する可能性がある、投資資金を回収できるはず」と考えていることでしょう。(ショッピングモールも同様)
つまり大型スーパーやショッピングモールが新規で出店するエリアは「集客の見込みが高い証」といえます。
以上のことから考えると、
- 大型スーパーやショッピングモールが新規で出店するエリアである。
- 今後若い世代の人口が増える新興住宅地である。
- 大型の企業や病院が近くにある。
などの立地は「自宅飲食店向きの立地」と言えるでしょう。
特にこれらの項目が「全て被る立地」は最強かもしれないですね(^-^*)
ちなみにどの立地も「生活道路に面している」方が良いです。
これは看板等で「視認性のアップ」「ザイアンス効果(単純接触効果)の強化」などが、日々行えるためです。
うちのアンケート結果でも「看板を見て興味を持った」という人が意外と多いです。
なので、上記の立地プラス「生活道路に面している立地」がさらに良いといえるでしょう。
欲を言えば、隣に大型スーパーがあったらよかったんですけどね。。(^-^;)
ちなみにタイトルにある「特に〇〇が重要!」の〇〇は
「駐車場」
のことです。
自宅飲食店の立地は住宅地にある場合が多いので、駐車場の存在は必須です。
詳しくは↓の記事をご参照ください。
郊外で飲食店経営するなら駐車場は必須!現役オーナーが実感した駐車場確保の重要性
今回の記事が今後自宅飲食店を開業したいと思っている人のお役に立てば幸いです。
どうもヨッシー店長です。