『飲食店を開業して儲けたい!』──これは多くの人が一度は夢見ることかもしれません。
美味しい料理や素敵な空間でお客様を迎え、多くの人に喜んでもらう一方で、自分も経済的に成功する。
そんな理想が頭に浮かぶと、飲食店経営はとても魅力的に思えるでしょう。
しかし、現実はそう簡単ではありません。
実際、多くの飲食店が数年以内に閉店していることを聞いたことがあるかもしれません。
飲食店経営は思い描いている以上に厳しい業界で、特に「儲けたい!」だけの理由で開業すると、期待通りに収益を上げるのは難しいです。
今回の記事では「儲けたい!」という気持ちだけで飲食店開業を目指す人に向けて、その危険性や考えるべき点についてお伝えします。
以下、「儲けたい!だけなら飲食店開業は止めるべき理由」を10個ご紹介します。
読んだ後で「それでも挑戦したい!」と思えるか、冷静に判断する材料にしていただければと思いますm(_ _)m
利益率が低い
飲食業は原材料費、人件費、家賃、光熱費、雑費などの必要経費がかかり、一般的に利益率が低い業種です。
概ね売上の10%の利益が出れば良い方だと言われています。(低利益率)
利益率が低いため、少しのミスで赤字に転落することもあります。
「2023年1月2月に飲食店の廃業ラッシュが増加する理由とは?今後生き残る方法とは?」という記事でも書いていますが、
2024年現在の飲食業界は
- 原材料費の高騰
- 人件費の高騰
- 光熱費の高騰
- 資材費の高騰
- 人手不足
と、今まで業界が経験したことのないような「五重苦」となっており、利益率は10%どころかマイナスになっている店も多いのが現状です。
こうした低利益率の中で利益を出し続けるには、コスト管理や顧客単価アップ、リピーター獲得といった工夫が不可欠なのですが…
正直、現在の飲食業界ではそれらを精一杯やっていたとしても「利益を出すのが本当に至難の業」となっているんです。
『残念だったな、いま使っておるのがその10倍界王拳なのだ……』
と言われる絶望感と、今の飲食業界は似ている気がします(^-^;)
「飲食のプロ」と言われている人たちでも苦戦しているような業界なので、そんな中で素人が生き残るのはかなり難しいでしょう…。
なので、このブログでも度々言っていますが、素人であれば
「自宅飲食店で開業した方が、まだ生存率は上がる」
と思っています。
個人的な見解では、この先の飲食業界で生き残っていくタイプは大きく分けて
- 大手チェーン店(特に海外進出が成功している店)
- 進化し続けている老舗有名店
- 地元客にも愛され、インバウンド需要に合致している店
- 自宅飲食店(特に既に住宅ローンなどを終えている店)
だと考えています。
初期投資が高額
飲食店開業には店舗の賃料、内装、厨房機器、備品、仕入れなど初期投資が多額です。
テナント店舗で出店する場合、一般的には「1000万円以上の開業費が必要」とも言われています。
また、開業に際しては融資を受けることが多く、初期費用を回収するまでに長い時間がかかります。
融資を受ける場合、返済が始まるのは開業後すぐとなり、順調に売上が出ても、返済には数年かかることもあり、資金繰りには常に注意が必要となります。
「自己資金ゼロでも飲食店開業は可能か?●●を利用すれば可能!」という記事でも書いていますが、
仮に「自己資金700万円+政策金融公庫から300万円の融資を借り、テナント店舗で開業」したとします。
経営が上手くいかなかった場合、最悪1年以内にこれらの開業費が全て無駄になる可能性もあります…。
それまで頑張って貯めた自己資金700万円が無くなるだけでなく、政策金融公庫から借りた300万円をその後払っていく生活になります。(借金生活)
個人的には、これって「あまりにも酷すぎるんじゃないか?」と思うんですよね。。
「自己責任」と言えばそれまでですが、「初期費用の高額さと、ビジネスの寿命が釣り合っていない」と常々思っています。
上記のような「自己資金の消失」「数百万円以上の借金」にならないためにも、やはり個人的には「自宅飲食店で開業」することをオススメしたいですね。。
自宅飲食店なら最悪失敗しても、一応「自分の家なので、投資が無駄になることはない」ですからね。(ちょっと高額だけど(^-^;))
飲食店経営初心者の人が、どうしてもテナント店舗で開業したい場合は、できるだけ初期投資をかけずに「小さい店舗で開業」するのが、最大のリスクヘッジになることでしょう。
集客の不確実性
飲食店の集客は、立地や口コミ、宣伝に大きく依存するため、集客が安定しないリスクがあります。
SNSで話題になることや開業当初の宣伝効果で集客できても、それが長続きするとは限りません。
多くの飲食店が初期の「新店ブーム」後に客足が減る現象に悩まされており、リピーターを増やす施策が欠かせません。
集客の施策に関しては、こちらの記事↓を読んで頂ければと思いますが、
「【2023年版】飲食店開業後やるべき集客方法!まずは無料で●●に登録すべし!」
開業3ヶ月~1年後の集客はかなり難しいといえますね。
新店ブームが去った後の「リピート施策」をどう行うかによって、その後の集客率が変わってきます。
お問い合わせはこちらから
『暇になっちゃった、どうしよう…』と悩むのではなく、
『暇で時間があるから、この隙に色々な集客施策を行っておこう』と考え、
「一分一秒を無駄にせず、常に【行動】を行っていくことが重要」
だと、個人的には考えています。
何せこの記事を書いているのが、店が暇な時に書いているくらいですからね(笑)
休みが少なく、拘束時間が長い
飲食店は営業時間が長く、特に週末や祝日が繁忙期になります。
家族や友人と過ごす時間も取りづらく、週休二日を取ることも難しいのが現実です。
仕込みや準備、片付けを含めると拘束時間も長くなり、身体的にも精神的にも負担がかかります。
飲食業は本当に「生産性が悪い業種」です。
長時間労働の割に稼げる金額は少ないし、体力に依存する働き方なので、日々疲労困憊になります(-_-;)
ビジネスモデル的にも、いわゆる「レバレッジ(少ない仕事量で大きな利益を得る)」がきかない業種です。
なんていうか、いまだに「高度成長期時代のやり方のまま」みたいな飲食店も多いのが現状です。
『働き方改革』と言ってる時代に、これじゃ次の若い世代は飲食業で働こうなんて思わないですよね。。
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衛生管理や法的なハードル
飲食店は食品を扱うため、衛生管理には厳格な基準が定められています。
食品衛生法に基づく設備基準を満たし、定期的な検査や従業員の衛生教育も必要です。
また、労働基準や税務に関する管理も複雑で、細かな違反でも営業停止や罰金のリスクが伴います。
飲食店経営者には、こうした法的要件に細心の注意を払う義務があります。
個人的に思うことですが、
「年々、食事に対する免疫力が、日本人全体で下がってきている」
ように感じます。
例えば、昔なら「牛肉は生肉でも食べられる」が、現在は「牛肉も基本的には火を通すべき」に変わっています。
食品衛生基準が変わったこともありますが、これはある意味「牛肉を生で食べて健康被害になる人が増えてきた」ともいえます。
因果関係は定かではありませんが、一説によると
「日本は清潔になりすぎたため(潔癖)、昔は腹痛になっていなかった食事でも、現在は腹痛が起きるようになってきた」
とも言われています。
もしそうであれば、飲食店は今後、今以上に衛生管理に気をつけないといけないことでしょう。
ホコリの溜まった汚い厨房などは、今後あり得なくなると思います。
現に平成の半ばまで存在していた「屋台」は激減しました。
屋台が減った理由の一つに「衛生を保ちにくい」というものがあります。
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労働基準に関しては、ある意味
「今まで適当にやっていた節(サービス残業が横行)」
があったので、これが是正されるのは歓迎すべきことだと思います。
一昔前までは
- 「飲食店経営を教えてやるから、低賃金でも文句言うな」
- 「飲食の修行をさせてあげるんだから、低賃金&長時間労働でも仕方ないよな」
- 「飲食業界の社員は365日24時間働け!」
なんていう、オーナーにとって都合の良い考えが横行していた業界ですからね。。
現在はこんなことをしていたら「働き手が集まらない」し、修行なんてしなくても「YouTubeで気軽に学べる」ようになりました。
「低賃金&長時間労働ありき」で利益を出していたオーナーは、今後どんどん淘汰されていくことでしょう。
ある意味、現在の人手不足は「飲食業界が健全化するには良い機会」なのかもしれません。
競争が激しく生き残りが難しい
飲食業界は新規開業が多く、競争が非常に激しいです。
どれだけ良い立地やコンセプトで始めても、近隣に新たな競合が出現すれば、売上が減少する可能性が常にあります。
飲食市場は既に「飽和状態」なので、お客さんが「じゃあこっち行く」と選択肢がありすぎる状況です。
これだとなかなか「値上げが難しい市場」になってしまいます。
さらに、飲食店はトレンドの変化が早く、何年も継続して人気を保つには柔軟に新しいアイデアを取り入れる努力(常にアップデート)が必要です。
正直、「タピオカがブームになっているからタピオカ屋を開業しよう」は、悪手の極みだと思いますが、仮にタピオカ屋で開業したとしても、独自のビジネスモデルを考え、常にアップデートしていく精神があれば生き残っていく可能性はあります。
この厳しい飲食業界で生き残っていくには、少なくとも以下の施策が必要になってくると思っています。
- ターゲットの絞り込みと専門性の追求
- SNSや口コミを活用した効果的なマーケティング
- 顧客データの活用でリピーターを増やす
- 顧客の期待を超えるサービスを提供
- トレンドを追い続ける柔軟性
- 常に利益を意識した経営と徹底したコスト管理
※これらに関しては話が長くなるので、また別機会で話そうと思います。
とにもかくにも、
「常にアップデートしていく精神」
が、今後の飲食業界では必須になってくることでしょう。
人手不足と人材の定着が難しい
飲食業界は慢性的な人手不足の業界です。
特にアルバイトが中心の業態では、人材の定着が難しく、常に求人と育成にコストがかかります。
また、せっかく育てた従業員が短期間で辞めてしまうことも多く、シフトの調整や接客の質の維持が難しいという問題もつきまといます。
現在の日本では、業種問わず「人手不足」と言われていますが、飲食業界はコロナ以前から人手不足と言われていたものが、コロナ後さらに悪化してしまいました。
その理由は、飲食業界は労働者を都合よく使い捨てる「危険な業界」と認識されてしまった節があるからです。(特に若い世代に)
恐らく現在は、飲食業界ができてから「一番の人手不足時代」になっていることでしょう…。
飲食業界で人手不足な理由は、例えば以下の理由があります。
- 低い給与水準なのに仕事量が多い
- 週休二日は難しいなどの低待遇
- 長時間労働と不規則なシフト
- 体力的・精神的な負担が大きい
- キャリアパスと成長機会が少ない
- 人材教育の負担と高い離職率
- アルバイトは業績が悪くなると解雇される恐れがある(コロナでそのような印象に)
- 若年層の減少と価値観の変化
- コミュ障の若い人には難しい業種
上記の理由などから
『飲食業で働くのって割に合わないよね』
と、一般の人から思われている可能性が高いです。
まあ飲食業界はこれまで「若い労働力を使い捨ててきた」という歴史があり、現状はある意味「因果応報」とも言えると思いますが…(^-^;)
現在飲食業界ではDX化や配膳ロボット導入などで、なんとか人手不足の対応をしようとしていますが、人が行う細かい仕事(料理の盛り付け、空気を読んだ接客など)への置き換わりには、まだまだ時間がかかることでしょう…。
ではこの人手不足時代に、飲食店はどう生き残っていけばいいのでしょうか?
あくまで個人的な見解にはなりますが、
「小規模化で始める(既存店なら小規模化できるなら小規模化する)」
のが、「飲食店生き残りの確率を上げる」と考えています。
手伝ってくれる家族がいなければ、ワンオペ(一人で運営)で営業するのも手です。
飲食業は基本的に「労働集約型のビジネスモデル」であるため、人手が必ず必要になります。
でもその人手が集まらないのであれば、人手を最低限まで減らして運営する他ないでしょう。
飲食業で「お金を稼ぎたい」と思っている人にはオススメしませんが、飲食店開業を「自己実現の手段」と考えている人には、小規模で始めることをオススメしたいですね。
ビジネスは「小さく始めて大きくする」のが基本ですね。
体力的・精神的にハード
飲食店経営は長時間の立ち仕事が基本です。特に忙しい時間帯では体力的な負担が大きく、調理や接客でミスができない緊張感も強いです。
さらに、クレーム対応やスタッフの問題もあり、精神的にも大きなストレスがかかります。
体力と気力が続かなければ、経営を続けるのは難しくなります。
という記事でも書いていますが、
飲食業は基本的に「休み=損失」となりますので、体力ありきのビジネスとなります。
「座り仕事14時間」と「立ち仕事14時間」であれば、前者の方が健康面では良くないと言われていますが、そうは言っても「立ち仕事14時間」はかなりしんどいです…。(腰にきますw)
あと上記でも書いていますが、基本的にお客さんの来店が集中する時間は決まっているため(ランチなら11~14時)、この間は体にかなり負荷がかかります。
「ダッシュに近い長距離走をしながら、頭の中では3個同時に考えながら、手は5個違う作業をしている」
みたいな「マルチタスクの極み」が求められます(^-^;)
これらをこなすには、休日もしっかり休んで体力回復に努めなければなりません。
ただ、実際に「営業が無い日にゆっくりできるか?」と聞かれたらそんなことはなく、実務以外にも経理処理や分析、集客施策、販促物の制作…など、休みの日も休みじゃない人がほとんどです。。
緊張感が抜けた瞬間、新規も常連も失うことになりかねないからです。
料理って不思議で、「ちょっとミスっちゃったかな…」と思って作ると、それらは如実に料理の味に出てきます。
『料理は愛情!』なんて言いますが、これは本当にその通りだと思いますね。
流行の変動で売上が左右されやすい
飲食業界は流行や消費者の好みに敏感で、ちょっとしたブームの変化で集客が大きく変わります。
お店のメニューや内装が時代遅れと判断されれば、顧客が離れることもあります。
また、流行に合わせて定期的に新メニューやプロモーションを打ち出す必要があり、対応が後手に回ると売上が減少するリスクがあります。
もし「儲けたい」という理由で飲食店を開業したいのであれば、短期で投資資金を回収して、ブームが去る前に撤退すれば、流行に乗った開業でもいいでしょう。
ただ、このやり方の場合、多くの人は失敗して大損する可能性が高いです。
なぜなら「今ブームが来てるから」というタイミングで始めると、マーケティング用語でいうところの「レイトマジョリティー(ブームのピークから下降する領域)」になってしまうからです。
当然下降期で開業すると失敗します。
自分が自店を12年経営してきて思うことは、飲食業に関しては
「ブームで開業すると十中八九、失敗する」
と感じています。
業種業態にもよりますが、「素人でもお金があれば何かできそう」みたいな参入障壁の低いビジネスモデルは、すぐに真似されて市場で飽和状態になります。
例えば昨今の「タピオカ屋」「焼肉屋」「おにぎり屋」「唐揚げ屋」などはその傾向にあるといえますね。
ただし、ブームが来る以前からやっている店は、そう簡単には潰れないでしょう。
仮に「タピオカ屋」「焼肉屋」「おにぎり屋」「唐揚げ屋」であっても、それまでお客様との信頼関係ができていれば、ブームが去った後でも生き残っていくはずです。
このブームに関しては「想定外のラッキーパンチ」くらいにしか思いませんでしたね。パクチーブームを見越してタイ料理屋を開業したわけではなかったので。
飲食店経営はあくまでも本質ありきで考え、ブームは「ちょっとあったらいいな」くらいに留めておくのが良いかと思います。
話が若干ずれますが、自分の考えとしては「他力本願ではいずれダメになる」と考えています。
例えば
- コロナで給付金が出るから飲食店を開業しよう。
- 就労支援A型で開業すれば助成金が出るから、それをあてに飲食店を開業しよう。
- この政党に投票すれば将来をなんとかしてくれるはずだから、ここに一票入れよう。
- このマッチングアプリに登録すれば、いずれ自分も結婚できるはず。
- この会社は終身雇用制だから、定年退職するまで言われたことだけをやっていよう。
など、「他人をあてにした考え」でいると、自分が想定していた未来が訪れなかった場合、その多くは「詰む」可能性が高いです。
ブームという「他力」に頼るのではなく、ブームではない「本質」を磨いていった方が、後々良い未来を迎えると思っています。
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開業後は逆に「流行に敏感になることは大事」で、流行りを取り入れた新メニューの考案なども必要になってくることでしょう。
飲食ビジネスに限らずですが、店主は「常に思考のアップデート」を心がけることが必要になってくると思います。
例えば「集客」一つとっても、時代によって「最適解」が変わってきます。
※集客に関しては↓の記事をお読みください。
【2023年版】飲食店開業後やるべき集客方法!まずは無料で●●に登録すべし!
少し前に「日本全国でキャッシュレス化の流れ」がありましたが、この流れに逆らって経営することもできなくはないですが(あくまで現金主義)、そういう店はやがて
「時代の流れの反作用」
を受けることになると思います。
例えば
「スマホを使うことを嫌がっていたガラケー派が、最終的にはガラケーがなくなりスマホを使わなくてはならなくなったが、その頃にはスマホ登場の初期に比べ急に覚えることが増えすぎ、ビジネスやインフラで損をすることが増えてしまう」
みたいな感じです。
いつの時代もそうなのですが、
「新しいテクノロジーへの移行が開始された時、それに抗ったり乗り遅れてしまった人は、その後不利益を被る」
というのは世の常なのです。
儲け以上に「情熱」や「やりがい」が必要
飲食店経営には、単なる「儲けたい」という気持ちだけでは続けにくいです。
苦しい状況でも前向きに努力できる「情熱」や、辛い時期を乗り越えるための「やりがい」がないと、長く続けるのが難しいです。
お客様に喜んでもらうことに価値を見いだし、日々の努力を惜しまない覚悟がなければ、途中で疲れ果ててしまうでしょう。
前述したように「好きではないが、今儲かりそうだからタピオカ屋をやろう」の考えで飲食店を始めてしまうと、長続きすることは難しいです。
ましてや逆風が吹きまくっている2024年現在の飲食業で「儲ける」のは、正直「至難の業」です。
廃業しないように「継続させるのも難しい」くらいですからね…(^-^;)
困難な時代でも「飲食店を開業したい」と思うのであれば、やはり「情熱」や「やりがい」は必須条件といえます。
できれば心の芯に「揺らぎない信念」を持っておくと、心が折れそうになっても続けていくことができると思います。
もちろんそれだけでは継続できないので、利益を出していく仕組み作りも重要です。
なので儲ける事よりも、常に「継続させる」ことを優先に経営しています。
まとめ
ということで今回は「儲けたい!だけなら飲食店開業は止めるべき理由」を解説しました。
今回あげた理由以外にも、止めるべき理由はまだまだあります。
結論としては、やはり飲食店経営は
「儲ける」という理由だけでは、継続するのが難しい業種
といえますね。
飲食店開業は魅力的な夢であり、多くの人が「儲けたい!」という思いを抱くものです。
しかし、現実は非常に厳しく、情熱だけで成功できるほど甘い世界ではありません。
今回の記事で挙げたように、飲食業界には厳しい競争、時間や労力、コストが常に求められます。
また、目標を達成するためには、高い経営スキルと忍耐力、そして時代の変化に対応する柔軟性が不可欠です。
「儲ける」だけを目標にするのではなく、お客様に喜んでもらうことや、自分自身の成長、やりがいを大切にできるかが、長く続けられるかどうかの分かれ道です。
もしも開業を目指すのであれば、リスクと現実をしっかりと理解したうえで、計画的に準備し、成功に向けた具体的な行動を積み重ねていくことが大切です。
今回の記事が飲食店を開業したいと思っている人のお役に立てば幸いです。
どうもヨッシー店長です。