先日、3泊5日でタイのバンコクへ行ってきました。
バンコクへの旅は今回が初めてでしたが(タイ自体はこれが3回目)、地元の人達の活気や笑顔、現地の美味しい食べ物から沢山のエネルギーをもらってきました。
今回バンコクに行ってきた目的は以下の3つ。
- 2019年現在のバンコクの食事情の調査
- 現地料理教室に参加
- 自店カフェガパオを飛躍させるためのヒント探し
と、“食”をメインに旅をしてきました。
もちろん観光もしましたが、それも食事情調査の一環という感じでした。
ということで今回の記事からシリーズ企画として、先日のバンコク旅で「感じたこと・気付いたこと」を備忘録としてまとめていきたいと思います。
※日毎の詳細は別記事で書きます。
これからバンコク渡航予定のある人に、今回の記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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今回のバンコク旅の基本情報
お役に立つかわかりませんが、念のため自分の旅の基本情報を書き出しておきます。
旅の目的 |
|
単独orツアー | パタヤの時と同様、今回もツアーにて渡航(ツアーといっても添乗員がいるようなツアーではない) 「 |
ツアー金額 | 一人約7万円(航空代金、ホテル宿泊費、ドンムアン国際空港とホテルの往復送迎あり) |
滞在時期・日数 | 2019年2月19日~23日の3泊5日間(ほぼ丸々4日間滞在) |
滞在先 | シーロム地区にある「ナライホテル」 |
現地の気候 | 乾季、滞在中雨は一度も降らなかった、日中は33度くらいで暑い |
航空会社 | LCCのスクート 今回は通常のエコノミー座席で渡航 |
空港までの交通 | 自家用車で成田空港へ 車は前回のパタヤ同様「ABCパーキング」に預け入れ |
同行者 | 無し |
両替金額 | 日本円で20,000円 |
成田空港レート | タイバーツ 3.54円 |
現地レート | タイバーツ 2.76円 |
日本出国までのスケジュール
以下は日本出国前日まで行った準備等のスケジュールです。
旅の目的を決める(日本出国2ヶ月前)
自分の場合は前述したように
- 2019年現在のバンコクの食事情の調査
- 現地料理教室に参加
- 自店カフェガパオを飛躍させるためのヒント探し
この3つの目的でバンコクに行きました。
目的無しで行くのもありといえばありですが、目的がしっかり明確化されていた方が「限られた日数で、効率良く旅が出来る」のでオススメです。
情報収集(日本出国2ヶ月前~)
まずは行ってみたい飲食店、料理教室を割り出し、それらをバンコクの地図に書き込みました。
位置情報が理解できると「どの地区だったらまとめて多くの場所に行けるのか」「どのようなタイムスケジュールを組めばいいのか」などが見えてきます。
自分の場合は『料理教室』というキーワードがあったため、「評判の良い料理教室が密集している場所を拠点にすると便利だな」と判断し、今回はシーロム地区に滞在しようと考えました。
ネットには無料で多くの情報がありますが、ガイドブックは情報が整理されているので一冊あると便利です♪
ちなみに自分が購入したのはこちら↓
小さくて邪魔になりずらく、”食”の情報が意外と多かったので、この本に決めました。(書店で中身を確認して購入)
航空券予約(日本出国1ヶ月半前)
今回もまずは『トラベルコ』で安い航空券をリサーチしました。
すると、「シーロム地区に滞在するには、JTBの”WEB限定ツアー”がコスパ良い」ということがわかりました。
なので今回もツアー予約という形で予約を入れました。
自分は「行ってみたい飲食店」「行ってみたい観光スポット」「行ってみたい料理教室」「乗ってみたい乗り物」「お土産を買う場所」などを書き出していきました。
simロック解除(日本出国1ヶ月前)
もし以下の項目が全て当てはまる人は、事前に「simロック解除」を行わないと、海外で自分のスマホが使えません。(ホテルやカフェの無料Wi-Fiだけ使えればOKな人は関係ありません)
- 海外でも自分のスマホを普通に使用したい。
- 無料Wi-Fiのある場所以外でもスマホを使用したい。
- スマホをキャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)で契約している。
自分のiPhoneもsimロック解除をしていなかったので、近所のソフトバンクショップで問い合わせてみました。
事前にネットで調べたら『解除には3000円くらいが必要』と書かれていたサイトもあったので3000円の出費は覚悟していたのですが、スタッフさんに話をすると『手動で出来ますよ』とのこと。
手順を教えてもらい、2分くらいで自分で解除することができました。(ラッキー!3000円浮いたw)
simロック解除方法
ちなみにソフトバンク契約でiPhoneを使っている人は、以下の手順で手動で「simロック解除」ができます。
- 「設定アプリ」→「一般」→「情報」→「IMEIの番号をメモする」
- 「My Softbank」へアクセス→「メニュー」→「契約・オプション管理」→「SIMロック解除手続き」→「製造番号(IMEI番号)の入力」で先程のIMEIの番号を入力する→「次へ」
- 「解除手続きする」→これでsimロック解除完了です。
タイで使えるsimカードを事前に購入しておく
simロック解除を行ったら、タイで使えるsimカードを事前に購入しておきましょう。Amazonなどで600円程度で売っています。
自分もAmazonで↓のsimカードを購入しました。
自分はバンコクにいる間、ホテルではWi-Fiを使っていましたが、それ以外はこのAIS(中国の通信会社)の通信を容量気にせず使っていましたが、速度制限などになることはありませんでした。
多分このsimカードでガンガン動画などを見たりしなければ、旅行終わりまで問題なくネットが使えると思います。(Googleマップはガンガンに使ってました)
simカードの入れ替えに「針金」が必要!
日本出国ギリギリまでスマホを使用したい場合は、バンコクに到着後simカードを入れ替える必要があります。(simカードの入れ替えはホテルに着いて落ち着いてから行いましょう)
simカードを入れ替える時は、スマホ本体横の小さい穴を突いて、simカードを取り出さなくてはいけません。
この時、「針金」等を持っていかないと、ホテルのフロントに借りに行かなければならないなど、面倒くさいことになります。(しかも英語で上手く説明できないと、さらに面倒くさい)
なので、事前にsimカードを購入した場合は「針金」を持っていきましょう。
※ちなみに「持っていって特に良かったもの」は後述していますので、そちらも参考にしてみて下さい。
駐車場予約(日本出国1ヶ月前)
出国当日、成田空港で車を停めておくパーキングの予約をしました。
パーキングは多々ありますが、自分は使い慣れている『ABCパーキング』で予約をしました。
ABCパーキングは価格が安いので個人的にはオススメなのですが、帰りの送迎バスはぐるっと遠回りするので30分くらい乗車することになります(笑)
荷物の準備(日本出国1週間前)
事前に購入していた『23 地球の歩き方 aruco バンコク 2018~2019 (地球の歩き方aruco)
同時に、追加で持っていった方が良さそうなものをネット記事でチェック。
自分の場合は、現地で配ろうと思っていた「カフェガパオのショップカード」「エコバッグ」「マスク」「針金」が追加アイテムとなりました。
各機器の充電(日本出国3日前)
自分はスマホ以外にも機器を持っていく予定があったので、3日前には全てフル充電にしておきました。
もし現地でGoogleマップなどを多用する可能性がある場合は、小さくて邪魔にならないモバイルバッテリーを持っていくことをオススメします。
自分が今回購入したのは↓
というモバイルバッテリー。
小さいデジカメくらいの大きさです。
あと、デジカメなどをホテル内で充電する場合、コンセントが日本のものと違うので、変換プラグが必要になってきます。
飛行機内で食べる軽食購入(日本出国1日前)
今回のスクートでは機内食が無かったので、軽く食べられるもの(菓子等)を事前に購入しました。
また、合わせて風邪薬、目薬、下痢止め、マスクなどの医療品も購入しました。
成田空港から出国(日本出国当日)
出国当日は、朝4:30に起床し、7:00には空港前パーキングへ。
8:00にチェックインを済ませ、9:30に出国となりました。
バンコク入国後の主なスケジュール
詳細は別記事で書きますが、日毎の行動はこんな感じでした。
1日目
現地時間15:00(日本時間17:00) ドンムアン空港着
16:30 ホテル到着
17:00 ホテル周辺を探索
18:00 『MAMA』でパッタイ食べる
19:00 ナイトマーケット観光
20:30 ホテルへ戻る
22:00 就寝
1日目の詳細はこちら↓の記事で♪
バンコクの屋台・飲食店の数に驚愕!滞在初日はナイトマーケット歩きで満喫!【バンコク滞在1日目】
2日目
06:00 起床
06:30 ホテルで朝食
07:30 王宮方面に向かって出発(電車→船→徒歩)
09:00 『ワット・プラケオ』を観光
10:00 『Make Me Mango @ Thatien』でカオニャオマムアンを食べる
11:00 『ワット・ポー』を観光
12:30 『The Deck』でランチ
13:30 徒歩で『パーククローン市場』へ
14:30 『ViVi The Coffee Place』にてカフェ休憩
15:30 『Blue Whale Cafe』にてバタフライピーラテを飲む
16:30 ターティアン船着場からホテル方面に戻る
19:00 『Kaprow Khun Phor』でガパオライスを食べる
20:00 シーロム周辺を散策
21:30 就寝
2日目の詳細はこちら↓の記事で♪
チャオプラヤ川をボートで北上し王宮方面へ!マハラート通りはオシャレカフェの宝庫だった!【バンコク滞在2日目】
3日目
07:00 起床
08:40 『シーロム・タイ・クッキング・スクール』へ
料理教室の詳細はこちら↓の記事で書いています♪
現役シェフがオススメするバンコクのタイ料理教室は「シーロム タイ クッキング スクール」に決定!移転して綺麗&市場も近い!予約方法も画像付きで説明
12:00 『シーロム・タイ・クッキング・スクール』終了
13:00 サヤーム駅周辺探索へ
14:30 『ビッグC』でお土産購入
15:30 お土産購入が多かったので、一度ホテルへ帰宅
16:30 チョンノンシー駅で『日本のお金見せて下さい』というアラブ人詐欺師に出会う
17:00 『Pe Aor Tom Yum Kung Noodle』にてトムヤムクンヌードルを食べる
18:00 『Rife Thai Restaurant』にてローストダックライスを食べる
19:00 ホテル帰宅
21:00 デスクワーク
23:00 就寝
3日目の詳細はこちら↓の記事で♪
バンコクの料理教室で本場の作り方を学ぶ&お土産購入&サイアム駅周辺を散策【バンコク滞在3日目】
4日目
07:00 起床
09:00 『ソンポン タイ クッキング スクール』へ
13:00 『ソンポン タイ クッキング スクール』終了
13:30 『print cafe』でバタフライピーラテを飲みながらデスクワーク
14:30 『ルカカフェ』でコーヒーを飲みながらデスクワーク
16:00 ホテルに戻ってホテルのプールへ
18:00 ホテルチェックアウト
18:30 『ソンブーン・シーフード』でプーパッポンカリーを食べる
19:00 『スギビーガーデンカフェ』でデスクワークしながら送迎バス待ち
22:30 ドンムアン空港でチェックイン
00:30 ドンムアン空港からタイを出国
バンコクへ持っていって良かったもの
今回の旅で「持っていって特に良かったもの」をメモしておきます。
- 「エコバッグ」←お土産大量購入用に役立った。
- 「マスク」←トゥクトゥク乗車時に役立った。
- 「サングラス」←日中は日差しが強かったので役立った。あと国籍をやや不明にできる。(日本or韓国or中国)
- 「ウエットティッシュ」←食事で油の手も拭けるし、汗も拭けるので便利。
- 「履きなれたサンダル」←暑い中長時間歩くにはスニーカーよりサンダルの方がおすすめ。
- 「変換プラグ」←各機器を安全に充電するためにも必須だった。(上記の画像がその変換プラグ、200円くらいで売ってます)
- 「針金」←simカード差し替え時に無いと困る。
バンコクで感じたこと、気付いたこと
今回のバンコク旅で感じたこと、気付いたことを一覧で書いておきます。(食事情に限らず)
バンコク市内の観光客事情
- パタヤの時と同様、中国人観光客は相変わらず多い。ワットプラケオは中国人団体ツアーだらけだった。(ワットポーはやや少なめ)
- 日本人観光客は20代の若者、60代のおじさんをよく見かけた。
- 欧米人も多く、50代以上の人が多かった印象。
- パタヤの時は昼間からビールを飲んでいる欧米人を多く見かけたが、バンコクの欧米人はほとんど”水”で済ましていた。
- 韓国人は圧倒的に若者が多かった印象。
- 韓国人、中国人(もしくは台湾)の若い人は、男女問わずタトゥーを入れている人が意外に多かった印象。
バンコク市内の飲食店事情
- 飲食の価格は、基本的に日本よりも安価。
一食、屋台だと日本円で100円前後、レストランでも300円前後、外国人向けレストランだと700円前後といった感じ。 - 屋台は朝と昼はどこも活況があるが、夜は一部の地域のみの開催になる。
- バンコク市内にはいわゆる“オシャレカフェ”や“オシャレレストラン”があるが、どこの店も客数は少なかった。(王宮周辺などの観光スポット近辺は別)
これは恐らく、地元人には高すぎる価格設定であることと、外国人観光客は「現地色のある飲食店に行きたい」というニーズがあるためだと考えられる。
つまりこういうオシャレ系飲食店は「中途半端な店」となっていて、現地でのニーズに上手く応えられていないように感じた。
バンコク市内の衛生環境事情
- バンコクは高層ビルも多く、かなり都会化している。
ただし、ソイ(小道)によっては日本の夏祭り後のようなドロドロに汚れた道や臭いのキツイ場所も結構あった。乾季のためか雨は一度も降らなかったので、路面の“洗い流し”が出来ていない模様。 - 数年前に夜の屋台街が一部の地域に限定されたことも影響しているのか、夜のオフィス街では屋台がほとんど見られなかった。
- 大気汚染はだいぶ落ち着いた模様。ただ大通りの排気ガスは凄いので、トゥクトゥクに乗る場合はマスク着用が望ましいといえる。
バンコク市内の交通事情
- 朝夕のラッシュ時は道路渋滞が半端ない。ラッシュ時に移動する場合は、電車かバイクタクシーが便利。(タクシーやトゥクトゥクだと渋滞に巻き込まれる)
- BTS(バンコクの電車)は、朝夕のラッシュ時は混んでいるが、日本の朝のラッシュ程ではない。イメージ的には朝9時過ぎの山手線くらいの乗車率。
- 大通りでも信号の設置数は意外と少ない印象。(日本に比べると)
※信号無視をする車も結構いるので、子連れの人は注意が必要。 - 道路を横断する場合は、車が途切れた瞬間を狙って渡るのが一般的。(地元の人に紛れて渡るのが安全)
バンコク市内のスマホ事情
- BTS乗車時に周りの若いタイ人のスマホを見ると、iPhoneを使っている人が多かった印象。
- 2017年時と同様に、タイではLINEがインフラ化している模様。(BTS内でもLINEのCMをガンガンしていた)このスマホ事情は日本に似ているのかも。
- 中国人は世代に関係なくスマホを使いこなしている人が多い印象だった。(おばあちゃんでも普通に操作していた)
その他気付いた点
- バンコクでは韓国と中国の外資が入りまくっている印象。市内の広告看板でも中国・韓国のものは多かった。(SAMSUNGの広告はよく見た)
セブンイレブンの決済でもアリペイ(中国)、LINEペイ(韓国)は普通に使える。 - バンコク市内では英語が普通に通じる。(単語で通じる)
タイ人の英語はとても聞き取りやすいので、コミュニケーションも取りやすい印象。 - 様々な場面で貧富の差を感じたが、街中の人達は日々楽しく過ごしているように感じた。
日本に帰ってきて感じたことだが、「日本は精神的に病んでいる人がタイより絶対に多いな」と感じた。(些細な事ですぐにいちゃもんクレームをつける、など) - 外国人相手の料理教室は、現地ではかなり高利益なビジネスモデルに思えた。日本円で参加料金一人3000円でも、物価から考えると現地価格では9000円くらいの価値になるのでは?
- パタヤに比べるとマッサージ店の客引きはしつこくなかった。声かけはするが手を引っ張るなどの行為はない。
- オフィス街は夜20:00にもなると、どこのビルも暗かった。日本のように残業するタイ人は少ないのかも。こういう点からも「やっぱ日本人は働きすぎだなー」と感じた。
- 駅前でアラブ人の詐欺師に出会ったので、最低限の防犯意識は必要だと思った。(ズボンの後ろポケットには財布を入れない、口の大きなカバンで出歩かない、道路側にカバンを持たない、など)
- 広告モデルのタイ人はみんな肌が白い。15年前、プーケットのガイドさんが『日焼けしない白い肌の方がタイではモテるのよ』と言っていたが、これは現在も変わっていない模様。在留韓国人や中国人が増えて、この風潮はより強まっている可能性も。
- パタヤでも感じたが、タイでは動物に寛容であり、都市部であっても野良猫や野良犬は結構見かけた。
※ただし犬は狂犬病を持っている可能性もあるので、不用意に撫でたりはしないこと。
バンコクを一言でまとめると
今回の旅で感じたバンコクを一言でまとめると…
『南国の新宿』
というイメージでした。
高層ビルやホテル、大型ショッピングモール、交通渋滞、人の多さを見ると、バンコクはまさに「都市」です。
現在も建設中の高層ビルがいくつもありました。
電車の数は新宿に比べると全然少ないですが(2019年現在4ラインしかない)、今後その数も増えていくのではないでしょうか。
中国と韓国の外資がかなり入っているので、今後さらに発展していく街になりそうです。
都市化しているバンコクですが、まだまだ下町のローカル感も残っていて、こういう雰囲気が新宿っぽい(やや中野より)と自分は感じました。
都市化してキレイになっていくのは良いことなのかもしれませんが、こういうローカル感はいつまでも消えてほしくないなーと思いました。
やっぱりタイは「ガチャガチャなカオス感」があってこそ”タイ”だと思うんですよね。。
ということで今回は、バンコク旅の全体的な感想を書いてみました。
次回以降は、バンコク滞在時の様子(1日目~4日目の詳細、料理教室感想、飲食店紹介、乗り物の乗り方など)を書いてみようと思います。お楽しみに♪
どうもヨッシー店長です。