どうもヨッシー店長です。
突然ですが、『ChatGPT(チャットジーピーティー)』というウェブサービスをご存じでしょうか?
プログラムエンジニア界隈ではかなり話題になっているサービスなのですが、簡単に言うと
「超高性能な対話型AIチャットボット」
です。
自分も書いていて、なんのこっちゃですが(^-^;)、もっとわかりやすく言うと
「向こう側に絶対人間いるやろ」
というくらい自然な受け答えをしてくれるAIなんです。
実際に自分も使ってみましたが、「おー!これは凄い技術やん!」と、かなり驚かされました。
個人的な感想だと「ブロックチェーン技術」「暗号通貨技術」以来のイノベーションに感じました。
ChatGPTは、ある種の「パラダイムシフト(価値観の劇的変化)」なのかもしれません。
TVメディア等では「入力した内容の回答を、自然な文章で返信してくれる」という部分をフォーカスしているようですが、実はChatGPTはそれ以外に
「ヤバい可能性」
を秘めているんです。
今回はそんなChatGPTを解説しつつ、今後世の中がどう変わっていくかを考えてみたいと思います。
個人的な見解ですが、「ChatGPTの凄さがわかる人が、次世代のイノベーター」になっていく気がします。
ChatGPTを簡単に解説
まずChatGPTを簡単に解説していきたいと思います。
- 『OpenAI』という企業が開発した「大規模な自然言語生成モデル」。
- インターネット上にある情報(テキストデータやSNS等)から、瞬時に返答文章を生成してくれる。
- 日本語で入力しても、自然な日本語で返答してくれる。
- 最終的には人間が内容を判断しないといけないが、かなりの精度で返答してくれる。(個人的見解では80%は合っているように思う)
- 質問だけでなく、「このコードを書いて(例えばウェブサイトを作る際に必要なhtmlやcssなど)」という要望にも答えてくれる。
ちなみにChatGPT自体が解説してくれた結果はこちら↓
ChatGPTの凄さ
ChatGPTの凄さがよくわかる例としては、
落合陽一さんが『テトリス作って』と入力すると、
本当にテトリス(ゲーム)を作ってくれた
というもの。
テトリスは現在のゲームに比べたら単純なプログラムで出来ていますが、でもそれを
「誰の手も介さず『テトリス作って』というテキストだけで作れてしまう」
という部分が衝撃的です!
つまりChatGPTは、単なる受け答えをするチャットツールなだけでなく
『〇〇に関する記事を書いて』
『〇〇に似たウェブサイトのコードを教えて』
『〇〇に関しての論文書いて』
『〇〇に関してのテスト問題作って』
など
「クリエイティブなものを生成」
することもできます。(100%の精度ではないけど)
自分も実際に『CNN世界の料理TOP10を教えて』と入力したら、それっぽい答えが出てきました。
ちなみに『ガパオライスのレシピを教えて』と入力すると、レシピ的には『リゾット』になってました(笑)
ChatGPTの真骨頂は、まさにこの
「テキストで表現できるクリエイティブなものを生成するシステム」
なんです。
ここでピンと来た人は、今後世界がどう変わっていくかある程度予測ができるかと思います。
上記のようなクリエイティブなものを生成することができるということは…(以下に続く)
クリエイティブな分野でも仕事が無くなる
まだChatGPTの精度は完璧ではありませんが、これが99%の精度になった時、現在のクリエイティブな分野でも仕事が無くなる可能性があります。
例えば…
- システムエンジニア
- プログラマー
- ウェブデザイナー
- ウェブライター
- ブロガー
- 脚本家
- 学習アドバイザー
- 英会話講師
- 事務員全般
- データ入力係
- コールセンター
- 旅行プランナー
- 進路相談員
- 翻訳家
- 管理栄養士
- コンサルタント
- 税理士
などは、「データを入力する」「データを教える」「データを作り出す」といった職業ですが、これらの職業はChatGPTを始めとしたAIに置き換わる可能性があります。(※全てでは無いです)
※Googleは『BARD』というAIを発表。(2023年2月14日現在)
これまで「単純な仕事(例えばデータ入力等)はAIに置き換わる」と言われてきましたが、まさか「プログラマーやデザイナーの分野まで関わってくる」というのには驚きました。
また、今までは
「AIには過去にあるデータ以外、新しいものを作り出すことはできない」
と思われてきましたが、近い未来、様々なデータを多角度的に分析(人間の思考や生態など)し、
「人間の想像を超える新たなもの」
を作り出す可能性もあります。
例えば、小説、音楽、漫画、ウェブサイト…など。(ある意味でシンギュラリティ)
ちなみに自分もChatGPTに「パッタイの新しいレシピを教えて」と聞いたところ、レシピ内容は微妙でしたが、「新しいレシピ」という要望に答えているところに未来を感じます。
※ちなみにレシピは「お好み焼き風パッタイ」だった(笑)
ChatGPTの具体的な活用方法
ChatGPTの具体的な活用方法は、こちら↓の動画がわりとわかりやすかったです。(内容も面白いw)
↑動画の中で、
「質問→回答→質問→回答→質問→回答」
と、質問と回答が深掘りできているところに驚きました。
そのうち恋愛相談もできるようになりそう(笑)
自分はたまに「自宅飲食店のコンサルタント」もやったりしていますが、こういう仕事もChatGPTに置き換わりそうですね(^-^;)
もはや「知識を教える」「知識を形にする」という分野は、今後AIに置き換わるのでしょう。
現在このような仕事をしている人たちは、「AIで分析されたデータを、その人の経験や思考で補佐するポジション」に移行していくような気がします。
でも、いずれはこのポジションすらAIに置き換わっていくのかもしれませんが…(^-^;)
ChatGPTの問題点
ChatGPTは確かに凄いですが、でも一つ注意しておかなければならない点があります。
それは
「本当にその情報が正しいかどうかはわからない」
ということ。
ChatGPTの回答は、インターネット上にある大量のテキストデータを基に生成されただけに過ぎないからです。
1次情報(自分が見たものや経験したもの)以外は、あくまで参考程度に留めることが重要だと思われます。(現在のインターネットの情報もそうですが)
※そのうち「ファクトチェック度(信用度)」も一緒に表示されるようになるかもしれないですね。
ちなみにまだ回答は出ませんでしたが、今後自店(カフェガパオ)のことを質問した時、その正確性がどこまで担保されるか気になるところです。
もし間違っている答えを出していた時、一部のお客さんはそれを信じてしまう可能性もあります。
この場合、「修正をすることは可能なのか?」「営業妨害となるのか?」などは今から気になりますね。
また、ChatGPTは有料版もできるということなので、これによって「情報格差」が生まれるかもしれない点は危惧しています。
個人的に「お金持ちがさらにお金持ちになるシステム(資本主義社会)」は、社会全体にとっては有益な事なんだろうか…?と感じています。
ChatGPTの登場で今後世界はどう変わっていくか?
ChatGPTの登場で今後世界はどう変わっていくのでしょうか?
以下はあくまで個人的見解ですが、このような未来が訪れるかも!?
- 「ChatGPT」「BARD」の登場で、「検索時代の次の覇権争い」が勃発する。
- 「Bing」や「Chrome」などのウェブブラウザの検索結果に「AI結果機能」が追加される。(←今ここまで)
- テキスト版のみだったAI結果機能が、音声版にも対応し、「Siri」や「Googleアシスタント」などの音声認識AIが進化する。
- 音声認識AIが安定化することによって、グラス型デバイス(眼鏡型)が一般的になる。(基本的な入力は音声で)
- グラス型デバイスがさらに進化する。(視野にARの情報が重なっている生活が当たり前になる)
- リアルとバーチャルの区別がつかなくなってくる。(本当の意味でのメタバースがようやく一般化)
- リアルでの容姿、性別、年齢があまり重要ではなくなってくる。
- バーチャリストの増加で「世界レベルで少子化」が進む。
- その反動でリアリストが増加し、「リアリストVSバーチャリスト」の構図ができてくる。
- バーチャル空間でのテロ行為が横行する。
- リアル(人間)をやめて、バーチャル(サイボーグ)になる人が増えてくる。
- リアル(人間)の中でも「永遠の命」を求める人が増え、やがて多くの人類はバーチャル(サイボーグ)に意向していく…。
※すみません、半分からSF映画になってました(笑)
まあでも、上記はあながち間違った未来じゃないかもしれないですよね(^-^;)
AIによるパラダイムシフトによって、僕らの生活スタイルもガラリと変わるかもしれません。
特に「グラス型デバイスが一般化する」と、かなり劇的な変化が訪れる気がしますね。
以前は「ゲームに課金してアイテムを買うとか意味がわからない」と言われていた時代もありましたが、これも今では普通になりました。
きっとこの先、「バーチャル空間が人生のメイン」という時代が来るかもしれませんね。
ということで、今回は「ChatGPTの解説&今後世の中がどう変わっていくか」を考えてみました。
2023年2月現在では「ChatGPT(マイクロソフト)」と「BARD(Google)」のどちらが次世代を制するかが見どころですが、これを機に今よりも確実に
「AIが一般生活に影響を及ぼす」
ことになるでしょうね。
今までITの専門分野で優位性を持っていた職業も、今後はどうなるかわからない状況となりました。
「Google一強時代」と言われてきた時代もどうなるかわかりません。
こういう時代が変化する時、自分はいつも「平家物語『祇園精舎』」に出てくる
を思い浮かべます。
やはりこの世に「ずっと続くもの」「安定しているもの」なんてないんだなーと感じます。
だから、どんな時代になっても対応できるように、常に精進(向上、勉強)することが大事なんだなと思いますね。
長文最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m
ChatGPTの記事をここまで詳しく書かれる飲食店オーナーがどれだけいるでしょうか。流石です。私の方は、WEBサイトでChatGPTにうまくつながらないためPCにインストールしてコマンドプロンプトで実行しています。「C#で~のコード書いて」「pythonで~のコード書いて」と送ると本当にコーディングして書き分けてくれるので私も驚いています。単なる遊びではなく、何とか仕事に活用できないか検討しています(多くの人が考えているとは思いますが)。
現在私もITビジネスを展開しており、去年は飲食店向けのAIシステムを開発していました。食材のカメラ画像を解析して飲食店業務に役立てるというものです。飲食店向けAIシステムのアイデアは沢山あり、また、飲食店からこんなことはできないか、といった相談も受けていますので機会があれば(守秘義務等もありますので可能な範囲で)アイデアを紹介させて頂きます。
コロナ前に一度カフェガパオさんを訪れて食事させて頂きました(忙しそうだったので声はかけませんでしたが)。レンタカーを借りて、ブログに出ていた?道の駅しょうなん やセブンパーク アリオ柏も行きました。コロナが落ち着いて来たらまたお伺いします。
嵐山さん、お久しぶりです!コメントありがとうございます。
ありがとうございます、個人的に「ChatGPTは結構な革新になる気がする!」と感じたので、今回の記事を書いてみました。
確かにWEBサイトだとよく落ちますよね。
自分はできませんが、コマンドプロンプトの方が確実ですね。流石です!(笑)
そうなんですよね、仕事に活用できる方法を自分も模索しています。
AIドロー(画像生成)と一緒に組み合わせれば、漫画などのコンテンツ制作も割と容易にできそうですよね。←漫画にはファクトの精度は関係ないので。
嵐山さん、そういえば以前そのような仕事をされてると書いてくれてましたよね。
「飲食店向けのAIシステム」←凄いです!
アイディアのお話、面白そうですね!タイミング合えば飲みながらでも♪
またご来店されるのをお待ちしていますね。次回は是非お声掛けください(^-^*)