2018年4月から自店をさらにパワーアップさせるべく、只今色々準備中。
どうもヨッシー店長です。
2018年に入ってから、
- Free Wi-Fiの設置
- レンタルスペースの曜日と時間拡大
- 『世界に一つだけのオリジナルスマホケース』制作サービス
- 『インスタ映えコンテスト』開催
- ポイントカードの導入
と、今までと違った試みを行っているカフェガパオですが、4月以降も順次サービス拡大を行っていく予定です。
現時点では…
- 中国の決済サービス『支付宝 ALIPAY(アリペイ)』とアジアでサービスを拡大している『LINE Pay』を導入。
※仮想通貨決済も導入予定でしたが、例のコインチェック問題で頓挫しましたw - iPadレジ導入
- レギュラーメニューの拡充(予定では現在のレギュラーメニューに+3品の新メニューが加わる予定)
- 週替りサラダも新追加
- レオビール、プーケットビールなどのタイのビールなども拡充
- 『ニコカフェ』などのイベント営業の数を増やす
- 『インスタ映えコンテスト』のようなお客さん参加企画を増やす
などを行っていく予定です。
雇われ店長と違って自分で経営している店なので「自由度が高い」のはいいですよね(^-^*)
話は変わって、先日知り合いから『いつも店の仕入れはどうしているの?』と聞かれたので、あーだこーだと説明をしたのですが、その時「そっか、一般の人は飲食店の仕入れなんてわからないよね…」と思いました。
で、「きっとこれ、これから店を開業しようと思っている人も気になるのでは?」とちょっと思ったので、今回は個人飲食店の開業講座の第9回目として、「個人飲食店の仕入れはどうしているのか?」をまとめてみたいと思います。
また、カフェガパオはタイ料理屋ですが、うちが仕入れている仕入れ先を、この記事だけで紹介したいと思います♪
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飲食店の仕入れ先の種類
「仕入れ」といっても、飲食店の仕入れ先は様々です。
以下その仕入れ先の種類を紹介したいと思います。
生産者から直接仕入れる
野菜を農家さん仕入れる、養豚場から豚肉を仕入れるなど、生産者から直接仕入れる方法です。
現在は直接出向かなくても、インターネットを使ってやり取りすることもできます。
ただ、旬な情報を得るためにも、できるだけ現地で仕入れた方が良いですね。
食材の情報だけでなく、業界情報や流通情報などの”生の情報”も聞ける可能性があります。
メリット
- 新鮮な状態で仕入れられる。
- 店頭で購入するよりかは安く仕入れられる。
- 『〇〇さんの作った〇〇』のように、メニューへの付加価値が付けられる。
- 食材だけでなく、”生の情報”も聞くことができる。
デメリット
- 一つの生産者から仕入れる場合は、安定生産することができない場合があるので(天候不順で作物が育たないなど)、仕入れがストップする可能性がある。
- 仕入れがストップした場合の対応策を考えておく必要がある。
業務用卸業者から仕入れる
業務用食材等を扱っている卸業者から仕入れる方法です。
紙のカタログ、またはネットカタログなどから指定の商品を発注する形となります。
商品は後日配達してもらいます。
卸業者から仕入れると、業務用商品がまとめて安く買えるので便利です。
一般のスーパー等で出回っていない”レア”な商品を仕入れることもできます。
しかしながら、商品によっては無い商品や相場より高い商品があったりします。また送料がかかる場合もあります。(契約内容による)
業務用卸業者と取引する場合は、一つの卸業者だけと契約するのではなく、複数契約して”価格競争”してもらったり、無い商品を他の卸業者で補填できるような環境を整えておくことが重要です。
メリット
- 配達してもらえるので、買い物に出る手間がない。
- 業務用商品がまとめて安く買える。
- レアな商品を仕入れることができる。
- 商品価格の交渉ができる可能性がある。
- 掛け払い(翌月支払い)ができる場合が多い。
デメリット
- 送料がかかる場合がある。
- 業務用卸業者の商品は”全般的”なので、専門商品に関しては無いものもある。
- 商品単体では相場よりも高い商品もある。
- ケース単位などでないと購入できない場合がある。
市場、業務用スーパーで仕入れる
飲食店を経営している人しか入店できない市場や業務用スーパーで仕入れる方法です。
業務用卸業者の場合は配達してもらいますが、市場や業務用スーパーは自分で買いに行かなければなりません。
手間はかかりますが、その日の生鮮食品やセール品などを実際に見て購入できるので、安く仕入れられる可能性があります。
また、ケース単位などではなく単品購入が可能なので、「試しに仕入れてみる」ということもできます。
メリット
- その日の生鮮食品やセール品などを実際に見て購入できる。
- 卸業者の”言われ値”ではなく、自分で値段を判断して購入ができる。
- 業務用商品を単品で”試し買い”ができる。
デメリット
- 自分で買いにいく手間が発生する。
- 大量購入する場合は、車がないと無理。
- 卸業者同様、専門商品では無いものもある。
一般のスーパー、直売所等で仕入れる
飲食店経営者でなくても仕入れられる方法です。
例えば、近所のスーパー、コンビニ、ディスカウントストア、道の駅などの直売所、100円ショップ等々。
このような店舗はセール品などを上手く買えれば、市場や業務用スーパーなどよりも安く仕入れることが可能です。
しかしその場合は、その日に何店舗も見比べる必要があり、非常に手間がかかります。
あらかじめ特売日や割引日などを調べておく必要があるといえます。
メリット
- 場合によっては市場や業務用スーパーなどよりも安く仕入れることが可能。
- 送料などを気にせず、こまめに買うことが可能。
- 全国、または海外から仕入れられているので、天候不順などに左右されず比較的安定的に希望の商品を仕入れることが可能。
デメリット
- 基本的に単品購入なので、業務用に比べると高くつく。
- 他店との比較を行う手間が発生する。
- 仕入れ交渉は基本的にできない。
ネットショップから仕入れる
自分もよく利用していますが、インターネットのショップから仕入れる方法です。
楽天などのモールでは商品価格の比較が容易ですし、基本的に全て配達なので手間もかかりません。
あちこち店を回らなくて済みますし、車で持ち帰れないような商品も注文することができます。
田舎や郊外の人には、相当助かる仕入れ方法ではないでしょうか。
ただ、新鮮な食材に関しては仕入れが難しいので、全てをネットで仕入れることはできないのが現状です。
メリット
- 商品価格の比較が容易で、最も安い店から仕入れることができる。
- 商品を”探す”という手間が発生しない。(検索ですぐ見つかる)
- 基本的に配達になるので、自分で買いに行くという手間が発生しない。
- 卸業者や業務スーパーと違って「ポイント」が付く場合がありお得。
- 田舎や郊外の店舗でも配達してもらえる。(離島などは別途料金発生する場合が多い)
- クレジットカード払いを使えば、掛け払い(翌月支払い)ができる。
デメリット
- 基本的に単品購入になるので、業務用に比べると高くつく。
- 一般の人も購入できるため、卸業者よりも値段が高い場合がある。
- 送料がかかる可能性がある。(※5000円以上購入で送料無料などもあるが、2018年現在ではだいぶ減ってきている)
- 物によっては届くまでに1、2週間かかる場合もある。
他の飲食店から仕入れる
他の飲食店から仕入れるというのは、『あ、食材が切れちゃった…。スーパーは閉店してるし、コンビニにも売ってないものだし…』という時などに、近所の飲食店から購入する方法です。
知り合いの店の場合であれば、その店の仕入れ値で売ってくれることでしょう。
こういう”もしもの時”のためにも、ご近所の飲食店とは仲良くなっていた方がいいと思いますよ♪
メリット
- もしもの時のバックアップができる。
- ご近所の飲食店とコミュニケーションが取れる。
デメリット
- ご近所の飲食店も在庫の少ないものの場合は迷惑をかけてしまう。
- ご近所の飲食店が必ず持っているという保証はない。
カフェガパオの仕入れ先一覧
次にカフェガパオの仕入れ先を紹介してみたいと思います。
※カフェガパオは週4日のランチしか営業していないため、それ程仕入れ先は多くありません。参考程度にお願いします。
生産者
- 吉野ハーブファーム
- 農家(江種さん)
※生産者は農家さんのみです。
業務用卸業者
- 株式会社エーワン(タイ食材)
- 大木戸肉店
業務用スーパー
- メトロ
スーパー・直売所
- 西友
- マルヤ
- カスミ
- 高島屋
- 業務スーパー
- ダイソー
- カルディコーヒーファーム
- 道の駅しょうなん
※他にもありますが、よく買うところをピックアップしています。
ネットショップ
- アイタイランド(タイ食材)
- プロデザート(アイスクリーム)
- Amazon
- 爽快ドリンク専門店(炭酸ジュースなど)
- 輸入食材のお店【ラポルティ】(マンゴージュースなど)
- サカツコーポレーション楽天市場店(ビール)
- Goodeal(テラス用のテーブル、パラソル、椅子など)
- MATSUMURA文具・事務用品メーカー(メニューブックなど)
※他にもありますが、よく買うところをピックアップしています。
個人飲食店の仕入れはどうしているのか? まとめ
ということで、今回は「個人飲食店の仕入れはどうしているのか?」に関して仕入れ先パターンを紹介してみました。
カフェガパオの仕入れ先も紹介しましたが、これは地域限定になるので、あくまでも参考までにしてくださいね(^-^;)
飲食店の場合、仕入れ先一つで“利益”が変わってきます。
例えば、同じ商品でも500円高く仕入れていて、かつそれを毎月10個購入している場合、「500円×10個×12ヶ月=60000円」となり、年間60000円も差が出てきます。
この60000円は、本来なら”自店の利益”になった60000円です。
安いものが全てではありませんが、「仕入れ先を見極める」ということは経営者の大事な仕事でもあります。
…と言いつつ、自分もまだまだなのですが…(^▽^;)スミマセン
上記の情報がお役に立てば幸いです。
飲食店を独立・開業したい方達のための協力支援サイト 飲食開業Navi
よっしーてんちょ、いつもいろいろな情報を公開してくださって、ありがとうございます。
以前のコメントの返信、スルーしててすみません。私とのやりとりはコメント欄でオッケーですよ。
私、業界人でもなんでもないです。ただ、コストダウンに個、法人ともに興味があります。
お金はダムの水と一緒です。雨(金)が降ってこないと売上が上がらないとどんどんプールは減っていきます。
またやっかいなことに、何もしなくても蒸発して貯水率が下がるのと同じで店を運営する、人間が息をするだけでも目減りするという、固定費以下の固定費の金額も馬鹿になりません。
よっしーてんちょ、週6にしてランチ、ディナー、両方するのはどうですか?
なんか、週4では自由な自分を謳歌してる、家族との時間を大事にしすぎ(大事にする名の意味ではありません)のように感じます。
身近なところでガスはプロパンですか?都市ガスならそのままでいいです。オール電化でもそのままでいいです。プロパンなら会社によって驚愕の違いが出ます。ご一考ください。
すうさん、返信コメントありがとうございます!
そうでしたか、てっきり飲食業界で個人事業主されている方かと…(^-^;)スミマセン
コストダウンは仰る通り大事ですよね。
ダムの水の例、とても分かりやすいです!
ブログを隅から隅までお読みではないとは思いますが、「残りの夜時間と3日間は?」という疑問もわかります。
たしかに現在飲食業は週4日のランチタイムのみになっています。
残りの時間はITの仕事をしています。(外注、自営含め)
基本的に週7日、平均して1日10時間は仕事をしています。(まあこういうブログも書いているのも含めるので仕事になるかどうかは別ですが…(^_^;))
この営業スタイルにしているのには、理由があります。
まず、飲食業に関しては、過去5年半”飲食業”というものを経験してきた結果、「専業にするには危険なビジネスモデルである」という結論に至りました。
このブログの『個人飲食店を5年間経営し続けてわかった飲食業継続が困難な10の理由』という記事でも書いているのですが、収益が不安定で利益率の低いビジネスモデルは、生存率が極めて低いといえます。
特に現在の「外食を控える節約志向」、今後の「人口減少」を考えていくと、末端のビジネスモデル(なくても生活に支障がないもの、嗜好品など)は厳しいと状況と言わざるを得ないと思っています。
ちなみに自分の場合、「自店を30年以上続けていくのが目的」となっています。
これは、ダウン症の長女が将来働く場所に困らないようにするのが主な理由です。
ですので、例え利益率が低かったとしても、長女のために自店は是が非でも継続させなければいけないと思っています。
すうさんが書いてくれたダムの水を例にすると、飲食業は他の業態に比べて「蒸発率が非常に高い」といえます。さらに流入する雨水(売上)も不規則で量も少ないです。
ですので、自分は現在「蒸発率の低い新しいダム」を建造している最中です。
まあ蒸発率の低い新しいダムが完成する前に、飲食業というダムが枯渇してしまったら元も子もないのは事実です。
現状、枯渇を薄めているのはIT業と妻のおかげという感じですね…(^-^;)
すみません、長くなっちゃいましたが現状はそんな感じです。
ガスは都市ガスです。オール電化ではないですね。
飲食業は”火”が大事なので、ガスを使っています。
てんちょ、暴論、暴言、お騒がせいたしました。
ダブルワークだったのですね。
すみませんでした。
「蒸発率の低い新しいダム」確かにその通りですね。
大変厳しい時代ですが、飲食店は絶対ゼロには絶対なりません。
がんばってください!!!
すうさん、返信コメントありがとうございます!
全然です!暴論、暴言だなんて思っていませんよー♪
むしろ意識がシャッキリして感謝しているくらいです。
飲食業の方は、土日の店舗営業は前年よりやや低下していますが、安定はしています。
平日のランチボックス営業もこの4か月間で、段々と定着を見せつつあるので(常連さんが増えてきた)、GWには軌道に乗せたいと思っています。
IT業の方は、相変わらず成果は薄いですが、業種を2個に絞っているので、こちらは地道な営業活動をやっていこうと思っています。
確かに飲食店は”人間が食べ物を食べている”以上は、なくならない業態ですよね。
AIの発展で無くなる仕事もありますが、『人が作った料理を食べたい』という人の”心情”は永遠だと思いますので、この先30年を考えても消えにくい業態だと思っています。
とにかく病気の時以外は、毎日全力で頑張りたいと思います!
すうさん、応援ありがとうございます!