自宅飲食店とは?
『自宅飲食店』という言葉は、自分が考えた造語ですが、大まかには
「店舗併用住宅で飲食業を営む個人の飲食店」
のことを指します。
住宅の1階部分に店舗をつくり、2階を自宅にするケースが多いです。
テナントを借りて開業する飲食店に比べ、自宅飲食店には様々なメリットがあります。以下簡単に紹介します。(デメリットも紹介)
自宅飲食店のメリット
- 店舗家賃がかからない
- 長期休業が可能
- 開業資金が抑えられる
- 物件探しの手間が無い
- 開業までの準備期間が十分取れる
- 置ききれない荷物等を自宅に置ける
- 通勤労力・コストがかからない
- 定年退職がない
- 閉店しても貸し出せる
- 水道光熱費などの一部を経費として計上できる
- いつでも仕事ができる
- 家事や育児と両立しやすい
など。
自宅飲食店のデメリット
- 自宅改装費がかかる
- 大規模店舗にはできない
- 住宅街だと集客が難しい
- ご近所トラブルが起きる可能性がある
- 駐車場の確保が難しい
- 職場とプライベートの区別がつきにくい
- プライバシーの問題
など。
詳しくは「自宅を改装して飲食店を開業!現役タイ料理カフェオーナーが自宅飲食店のメリット・デメリットをまとめてみた」という記事で書いていますので、良かったら参考にして下さい。
自宅飲食店は生存率が高い
自分が開業前にリサーチした結果、「生存率の高い個人飲食店(廃業しにくい飲食店)」は、自宅飲食店(店舗併用住宅)でした。
これはやはりメリットの部分が大きいからでしょう。
特に「店舗家賃がかからない」という点は大きいでしょう。(固定費が抑えられる)
毎月売上が100万円ある店舗は、10万円が店舗家賃で消える計算になる。
自宅飲食店の場合は、この10万円が丸々浮くことになる。
個人的には「自宅飲食店」をお勧め
もしこれから個人飲食店を開業しようと思っているなら、個人的には「自宅飲食店」をお勧めしたいです。
なぜなら、飲食業には様々な業態がありますが、自分が15年以上見てきた限りでは「自宅飲食店が一番リスクが低い」と感じているからです。
他の業態(テナント店舗でのイートイン、キッチンカー、デリバリーなど)と比較した場合、「メリット・デメリットの割合で一番優れている」のが自宅飲食店だと考えています。
各業態でメリット・デメリットがありますが、中でも自宅飲食店は「メリットが多く、デメリットが少ない」と思われます。
近所の同業者さんも、「自宅飲食店はメリットだらけ」という意見で一致しています。(もちろんデメリットもあるので注意が必要)
またプラスアルファの点で、自宅飲食店があれば、そこを拠点に『フードトラック(キッチンカー)事業』『ゴーストレストラン事業』などへの転換も可能になります。
「自宅飲食店のワンオペレストラン」には更にメリットが!
自分の場合は『自宅飲食店』を更に進化させ、現在平日は『自宅飲食店のワンオペレストラン』を営んでいます。
自宅飲食店のワンオペレストランは、自宅飲食店のメリットに加え、経費(人件費)が抑えられるので、「利益率が高く」なります。
簡単に言うと「自宅飲食店でフードトラック事業をやっている」というイメージです。
※ワンオペ自宅飲食店の詳細は「1年半経営してきたワンオペレストランで「やって良かった施策」と「今後の課題」とは?」という記事をご覧ください。
これから飲食店を開業される方に向けて、今回の記事を含め自分のブログが参考になれば幸いです。
どうもヨッシー店長です。