平日サラリーマン、週末起業で自宅飲食店経営のメリット・デメリットとは?

平日サラリーマン、週末起業で自宅飲食店経営のメリット・デメリット



ヨッシー店長
元サラリーマン。
どうもヨッシー店長です。

 

このブログを読んでいる方の中には、

「今はサラリーマンだけど、将来は自宅で飲食店(自宅飲食店)をやってみたい!」

と思っている方もいらっしゃるかと思います。

 

『自宅飲食店』という言葉は、自分が考えた造語ですが、大まかには「店舗併用住宅で飲食業を営む個人の飲食店」のことを指します。住宅の1階部分に店舗をつくり、2階を自宅にするケースが多いです。
引用 – 「自宅飲食店とは? →「店舗併用住宅で飲食業を営む個人の飲食店」のこと

 

今回はそんな方に向けて、

「平日サラリーマンをやりながら、週末に飲食業を行う場合のメリット・デメリット」

を紹介したいと思います。

※週末飲食業は、「自宅飲食店の場合」に限ります。

 

ヨッシー店長
ちなみに自分は「平日サラリーマン・週末飲食業」の営業スタイルを4年半続けていました。

 

平日サラリーマン・週末飲食業のメリット

平日サラリーマン・週末飲食業のメリット

メリット①「生活費が保証されている」

平日サラリーマン・週末飲食業の最大のメリットは、なんといっても

「生活費が保証されている」

ということでしょう。

 

生活費は既にサラリーマンの給料で確保できているので、飲食店の売上が悪くても基本的に「店が潰れる」ことはありません。

また、飲食店の維持費や自分の生活費などの「お金の心配をして精神を病むこと」もありません。(←実はこの「精神を病む」ということが一番厄介)

 

ヨッシー店長
自分はこの「生活費が保証されている」状況を『無敵の店』と呼んでいます(笑)
売上が悪くても潰れることが無いので、まさに“無敵”状態です。

※ただしサラリーマンの給料で補填できない程、経営状況が悪い場合は別。

 

家族がいたり、大きなローン(住宅ローンなど)を抱えている人は、まずはこの『無敵の店』状態で開業されることをお勧めします。

金銭的リスクを減らすことは、飲食店を成功させるための第一歩です。

 

また、仮に売上が悪かったとしても「経営の経験値」を積むことができます。

これは無敵の店ならではの“大きなメリット”と言えます。

 

ちょっと話が逸れますが…

飲食業は、正直「賭け」の側面が大きいです。

もし賭けに失敗して、家族を路頭に迷わせる事になった場合、果たしてそれが自分が望んでいたことでしょうか…?

経済的側面は、開業前にしっかり考えておくべきでしょう。

飲食店経営のリスクはこちらの記事→「個人飲食店を5年以上経営し続けてわかった飲食業継続が困難な10の理由 主要因は「経費が高すぎて利益率が低いこと」」でも書いているので、参考にして下さい。

 

またそれと同時に、「自分の人生をどう生きていきたいのか?」も、しっかり考えておく必要があるでしょう。

大袈裟かもしれませんが、飲食店の開業前に「人生とは何なのか?までしっかり考える必要がある」と、自分は考えています。

なぜならその人生哲学が、「飲食店経営の根幹にも関わってくる可能性がある」からです。

 

ヨッシー店長
ちなみに自分はこのような人生哲学があります↓
個人飲食店における「成功」とは何か?飲食店経営8年目の自分が出した答えは…
※あくまでも個人の見解なのであしからず。

 

メリット②「独立する前の“慣れ”の期間が作れる」

自宅飲食店を開業するということは、これはイコール「起業する」のと同じです。

どんな起業家でも、起業当初は悪戦苦闘する場合がほとんどです。

飲食業も同様で、仮に飲食業界歴が長い人でも「自店を経営するのは初めて」となります。

慣れるまでにはそれなりに時間がかかります。

きっと失敗することも多いでしょう。

ヨッシー店長
自分も数多く失敗をしてきました。今でもね(^-^;)

 

これが「平日サラリーマン・週末飲食業」の場合、独立するまでの間(週末飲食業期間)は、

「自店の経営に慣れるための期間に充てることができる」

といえます。

※前述した「無敵の店」状態での経営経験値の獲得ができる。

 

大々的に『飲食店やってます!』という状況では無いからこそ、“慣れ”に利用していても「許される期間」だといえるでしょう。

ヨッシー店長
もちろん商品レベル(料理レベル)などは、最初から高水準が必須です。
あくまでもオペレーションに慣れるまでの「許される期間」です。

 

この期間に「PDCA(計画・実行・評価・行動)」を繰り返し、自店をブラッシュアップし、独立開業(飲食業のみで生計を立てる)の準備を進めていきましょう。

 

メリット③「本業と副業の相互利益が得られる可能性がある」

平日サラリーマン・週末飲食業の場合、「サラリーマンが本業、週末飲食業が副業」という場合が多いかと思います。

基本的に業務内容はお互いに違うので(本業で飲食業をやっていたとしても)、お互いに見える視点が異なることで「相互利益が得られる」可能性があります。

 

例えば、自分の場合は『平日はIT業』『週末は飲食業』だったわけですが、IT業で得たマーケティング手法やWeb知識は、飲食業の“集客”に役立ちました。

また、飲食業で得た接客経験や段取り手法などは、IT業の営業や会議などで役に立ちました。

 

このようにお互いの長所を、本業と副業で活かすことが可能になります。

特に互いが別業種の場合は、「相互利益はより多く得られる」ともいえるでしょう。

 

ヨッシー店長
IT業をやっていなかったら、今のようなマーケティング手法は構築できていなかったかもしれません。

ちなみに宣伝ですが(笑)、飲食業におけるインターネットからの“効率的な集客方法”を考える「無料コンサル(修行中なので無料)」もやっていますので、良かったらお気軽にお問い合わせ下さいね。→無料コンサルティング

 

 

平日サラリーマン・週末飲食業のデメリット

平日サラリーマン・週末飲食業のデメリット

一見、「平日サラリーマン・週末飲食業」の働き方には、メリットが多いように見えますが、もちろんデメリットもあります。

以下、自分の経験を踏まえてデメリットを紹介したいと思います。

 

デメリット①「体力的に、かなりしんどい」

平日サラリーマン・週末飲食業の一番のデメリットは、

「体力的に、かなりしんどい」

という事でしょう。

 

週末も働くわけですから、基本的に「週7日稼働」になります。

つまり、自分の休みはありません。

 

飲食業はただでさえ作業工程が多く、かなり“レバレッジ”(効率よく動く)を利かせないと、週7日稼働は不可能といえます。

ヨッシー店長
自分は、週半ばから徐々に週末の準備を平日帰宅後に始め、金曜日の夜は深夜3時まで仕込み、4時間寝て、朝7時から営業準備、土日で飲食業を行い、日曜日の夜はデータ分析や販促管理などの事務処理、再び月曜日からはサラリーマン(サービス残業が毎日2、3時間)。
こんな日々を4年半続けていました。

 

唯一の休みは、サラリーマン時の夏季や冬季の長期休暇の平日のみ。

体力には自信があったものの、4年目に“過労死”を意識し始め、自店の経営も安定してきたタイミングで、サラリーマンを辞め独立しました。

 

今だから笑って話せますが、2年目でメニエール病(三半規管がおかしくなって目が回る病)を発症し、3年目には免疫が落ちて歯茎の中の膿みが肥大化したり、4年目にはベッドから起き上がれない日々が増えていきました…。

多分、あと数ヶ月あの生活をしていたら、過労死していた事でしょう…。

死んでしまったら何も意味がないですもんね(^-^;)

 

もし本業がデスクワークなどの「比較的体力を使用しない仕事」であれば週末飲食業も比較的可能ですが、これが宅配業や建設業などの「体力を必要とする仕事」だった場合は、週7日稼働するのはほぼ不可能でしょう…。(休日は体力回復に充てないと、本業すらままならなくなる)

しかもこれは、「本業が業務時間を厳守している場合」のみの話です。
長時間残業や休日出勤が常態化しているような職場では、不可能といえます。

 

つまり…

  1. 本業が「体力を必要とされる仕事」→ 週末飲食業は不可能。(いずれ過労死する)
  2. 本業が「比較的体力を使用しない仕事 」だが、「業務時間を厳守していない」→ 週末飲食業はほぼ不可能。(いずれ病気、もしくは過労死する)
  3. 本業が「比較的体力を使用しない仕事 」&「業務時間を厳守している」→ 週末飲食業がようやくスタート可能なライン。

 

ヨッシー店長
自分は上記の②でした。
案の定、過労死寸前までいってました(^-^;)
可能であれば、本業は公務員的な「業務時間がしっかり守られている職場」が理想的ですね。

 

デメリット②「本業に支障をきたす可能性がある」

仮に「平日サラリーマン・週末飲食業」をスタート出来たとしても、本業に支障をきたすようになってしまったら、これは問題です。

「本業で仕事に支障が出る」
「副業(飲食業)でも支障が出る」
こうなってしまうと、WIN-WINならぬ“LOSE-LOSE”となってしまうでしょう。

メリットで紹介した「相互利益」ではなく、「相互損失」になる可能性があります。

 

このような状態になってしまう恐れのある人は、「平日サラリーマン・週末飲食業」は、あまりお勧めはできません。

どちらか一方に絞るか、他人に任せる方がいいかと思います。(※ただし他人に任せるのは難易度が高いです。優れたマネージング能力が必要)

 

「本業に支障をきたす可能性があるかどうか」を見極める時点で、平日サラリーマン・週末飲食業の「成功、失敗が始まっている」ともいえるでしょう。

 

デメリット③「サラリーマン・飲食業以外の時間がほぼ取れなくなる」

前述してきたように、平日サラリーマン・週末飲食業の働き方では、基本的に自分の休みはありません。

つまり、「平日サラリーマン・週末飲食業以外の事は何もできなくなる」ということです。

家族との時間はもとより、身体を休める時間すらままなりません。
旅行なんてもってのほかです。

これらを理解した上で、「他の時間なんて要らない!週末飲食業をやりたいんだ!」と思う覚悟と体力が必要です。

ヨッシー店長
自分の場合、もしも現在の家族状況(長女10歳、次女5歳)から週末飲食業を始めようと考えていたら、躊躇していたかもしれませんね…。
この時期の子供はイベントが多く色々忙しい時期ですし、家族との時間も大事だと思うからです。
もしそうだったら、次女が中学生になるくらいまではサラリーマン一本だったかもしれません。。
パラレルワールド(並行世界)の自分はそうしてそう(笑)
逆に、独身だったり、特に趣味がなかったら、すぐに始めていた可能性もありますね。

 

飲食業として大事な「他店を食べ歩いて勉強する」ということも出来なくなるので、このような時間が取れなくなることも、十分に考慮しておく必要があります。(週末飲食業を始める前に食べ歩きをしまくっておく)

ヨッシー店長
自分は国内の飲食店以外に、年に1回はタイ(バンコク)へ行って現地の店を食べ歩くようにしています。
やはり本場で”体感”するのは良い刺激になりますね。
ちなみにバンコクの旅行記をブログにまとめています♪

 

 

平日サラリーマン・週末飲食業のメリット・デメリットまとめ

平日サラリーマン・週末飲食業のメリット・デメリットまとめ

ということで、今回は「平日サラリーマンをやりながら、週末に飲食業を行う場合のメリット・デメリット」を紹介しました。

 

最後に簡単にまとめておきます。

平日サラリーマン・週末飲食業のメリット

  1. 「生活費が保証されている」→一番のメリット。『無敵の店』状態で「経営の経験値」を積むことができる。
  2. 「独立する前の“慣れ”の期間が作れる」→「許される期間」を利用して自店をブラッシュアップしていける。
  3. 「本業と副業の相互利益が得られる可能性がある」→違う業種の場合は、さらに多くの相互利益が得られる可能性がある。

 

平日サラリーマン・週末飲食業のデメリット

  1. 「体力的に、かなりしんどい」→一番のデメリット。自分の休みは無い。過労死する可能性も。
  2. 「本業に支障をきたす可能性がある」→本業にも副業にも支障をきたし、「相互損失」を起こす可能性がある。
  3. 「サラリーマン・飲食業以外の時間がほぼ取れなくなる」→それでもよいと思う覚悟と体力が必要。

 

自分は開業から最初の4年半は「平日サラリーマン・週末飲食業」だったわけですが、今でもこのスタイルは「やって良かったな」と思っています。

なぜならこのスタイルだと「デメリットよりもメリットの方が大きかった」と思うからです。

過労死しそうになった部分もありますが、それでも「生活費の保証」「慣れ」「精神的な安定」は、自分にとっては大きなメリットでした。

 

『小さく生んで大きく育てる』ということわざがあるように、飲食業に限らずビジネスというものは、小さく始めた方がリスクが低いのかもしれないですね。

 

ヨッシー店長
小さく始めた例として、うちの自宅飲食店はいまだに「家庭用のガスコンロ」を使っていますからね(^-^;)
本当に“小さく始めた”典型といえると思います。

 

今回の記事が、自宅飲食店開業希望の方に少しでもお役に立てば幸いです。


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ABOUTこの記事をかいた人

ヨッシー店長

1976年生まれの二児の父。タイ料理カフェ『カフェガパオ』のオーナー。料理担当。3DCG、Webデザイン、ネットショップなどを経験しつつ、現在は飲食業を主軸に多角度的活躍を狙う、自称「ハイパー飯屋クリエイター」。現在は「自宅飲食店開業の専門家」としても活動中。SF映画が好きで特にアメコミ系と時間軸系が好物。100mの至近距離でUFOを見たことがある。